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しばらくして電話がつながった。
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私 「もしもし、チャットレディーという職種に応募したいんですけど。」
サポセン 「ありがとうございます。ウェブカメラをお持ちですか?」
私 「ウェブカメラってなんですか?」
サポセン 「パソコンにつなぎ、お客様とお話していただく為にお顔を映していただくカメラです。もしお持ちでなければ、弊社よりレンタルも行っておりますので一週間ほどで到着するように郵送させていただきます。」
私 「え?今日から始めたいんですけど。」
今日といったら今日、今といったら今の私。。。
せっかちですぐさま行動を起こさないと気がすまない私。。。
私 「分かりましたわかりました。もういいです。近くの電化製品店でウェブカメラを買いますから。」
そういって電話を切って近くのヨドバシカメラへ車で行った
店内に入ってパソコン周辺機器の売り場へダッシュ―
ウェブカメラを見つけてすぐに会計を済ませた
一万円
ちょっと、ちょっと高くない?
その時頭の中で、よく在宅アルバイトで先行投資額が高くなかば詐欺みたいな事をしていてニュースになっている事件を思い出した。。。
やっぱり、サポセンの人が言うように無料でレンタルしたほうが良かったのかな・・・
でも、今日といったら今日今といったら今。の私。
店から出て駐車場へ向かう時、一つ心に誓った。
なんとしても、どうやっても、このウェブカメラ代だけはチャットレディーで取り返す。
なんとしても取り返す
と決めた。
家に帰って、早速カメラをパソコンにインストール。
さっきのサポセンに再度電話
私 「カメラを買ってつないだんですけど。もう働いてもいいですか?」
いつもだったら、もう帰ってもいいですか?まだ仕事があるんですか?と心の中で叫びながら嫌々残業をこなしてるくせに、今日に限ってやたらと労働意欲の強い私
サポセン 「ではカメラテストをしますので、一分後に実際こちら側からインしてみます。」
*インとは、チャットレディーと会話を始める事でテレビ電話をかけるような感じです。
一分後・・・。
さっき宣言した通り、サポセンの人がインしてきた。
サポセン 「つながってますか?試しに何か打ち込んでみてください。」
私は、自分のパソコンのキーボードで数字を打ち込んでみた。
6666
不吉
後から考えたら不吉だが、ちょっと緊張した。
サポセン 「6666ですね。大丈夫です、反映されています。それでは、動画を確認する為に手を振ってみてください。」
私は手を振った。
サポセン 「問題ないです。では早速、始められますのでがんばって下さい。」
といって通信を切った。
この間10分。
報酬という画面があって、10ポイントと出ていた。
カメラテストだったのに、10分話したことになって10×50円=500円
カメラ代の消費税分を取り返した。
よーし、コツは分かったぞ。すぐに浅知恵で物事を分かった気になる私・・・。
さっきまでカメラ代すら取り返せるか不安だったけど急にやる気が出て
やれる気がした。
目標・・・・・10万円
と決めた。
さっきまでカメラ代を取り返す事が目標だったのに、急成長を遂げる私の目標。
すっかり根拠のナイ自信をつけた私はカメラをつないで、一人カメラの前で待機し始めた・・・。
それから待つこと10分。
・・・・ついに一人目のお客さんがやって来た。。。((((((ノ゚⊿゚)ノ