無事に日本に帰国しました。



今回の遠征は人生で経験すると思っていなかったことを経験した。


ここに残すことが正解かはわからないけど、
忘れないようにここに記録しておきます。




無事にロシアから出られて本当によかった。


選手間でニュースを調べたり、
他国のフェンサーの友達とSNSなどでやり取りして、今ヨーロッパがどういう状況なのか、今後の予定など情報を共有してもらってた。
SNSの時代で本当によかった。
ロシアからの出国が、他の国に比べて遅かったのもあって、他国の選手から連絡も沢山もらった。


今回帰国できたのは、チームメイトが帰国する選択肢を提案してくれたから。
もともとはヨーロッパに残る選択肢しかなかった。

選択に正解も不正解もないけど、
私は今回安全を第一に考えて選択しました。

帰国組も試合に行った組も無事に、元気で日本で会えますように🙏🏼✨




出国当初の予定は、

カタールGP> ポーランド合宿> スペインW杯> ロシア合宿、ロシアW杯> ハンガリーGP


実際の私は…

1月末にカタールでGP大会に出場、その後ポーランドに移動して1週間半の合宿。最終日にコロナ感染、ポーランドで2週間以上の部屋隔離、バルセロナのW杯は欠場、試合2日前にロシアに移動、ロシアのW杯出場、試合は2日目以降途中キャンセルになり、なかったことに、他国は試合の途中で緊急帰国、不安もありましたが、無事帰国。


こんな感じ。

こう見ると本当に複雑、いろんなことが起きた。


伝えたいことがありすぎて…



まずコロナに感染したのが、思っていたより苦しくて、海外での隔離は本当に怖かった。

PCR検査で陽性になる3,4日前くらいから喉に違和感があり、乾燥なのかな?という感じだった。

日に日に悪化して、風邪とは違う喉の痛みで、始めは喉の奥が痛い感じでした。喉が痛いと思い始めてから咳止めの薬を飲み始めたが全く効果なし、日に日に喉の痛みが上に上がってくる感じがあり、痰が絡まるようになった。

最終的には、肺に空気が入ってこない感じがして、肺に痰がへばりついてるようなそんな感覚でした。

横になると苦しいし、夜になると鼻も詰まるから本当に溺れているような感覚。
椅子に座って身体を起こしているのが1番楽な姿勢だった。空気を必死に吸うけど入ってこないような感覚。苦しすぎて寝られなかった…

陽性が出てから3日目くらいからしっかり寝られるようになった。

痰の絡まる咳は2週間以上続いた。
風邪みたいな症状だと思ってたから、きつくてびっくり。私は熱は全くでなかったけど、風邪とは明らかに違うし、インフルエンザとも違う。基礎疾患のある人が感染しちゃったら本当に怖いなと思った。

体調悪くなって、こんなに怖かったのは初めてだった。パニックになりそうだったし、いつよくなるのはわからないし…

違う国にいる他種目のコーチが電話で話しを聞いてくれたり、コロナ感染の経験談教えてくれる友達もいたので、気持ちも楽になったし、少し安心しました。

自分に起きたことがないことが起こるとき、誰かに話を聞いてもらったり、誰かの話を聞くだけで、落ち着く。本当に感謝です。





ロシアに移動してからがまた大変だった。


自分が生きている時代に戦争は起こらないと思っていたし、毎日ニュースやSNSで見る言葉たちは、教科書でしか見たことない言葉だらけ。

しかも自分が行ったことある国、知り合いがいる国、自分が滞在している国で起こっていること。私自身には直接的に何かあったわけではないけれど、すごく考えさせられたし、怖かった。
今何を優先して考えるべきなのか…


結局高い遠征費を会社に出してもらって、1ヶ月海外にいて、出場した試合は1試合だし、そのうちフェンシングができていた期間は半分くらい…。
自分でも何してたの?って感じだし、サポートしていただいている方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

でも、ただ平和、安全、健康あってのスポーツだと今回本当に本当に強く感じました。

世界が早く平和に戻ってほしい。
安全と平和が早く戻って、元気に次の試合でみんなに会えますように。

改めて、今までの当たり前にできていることの、特別さ、大切さを忘れちゃいけない。






無事に帰国できたので、
しっかり休んで、美味しいもの食べて…

隔離が明けたら、また身体を作り直して、
リスタートします💪🏼✨



隔離されてたポーランドの部屋から🪟✨



Honami🌾🌊