地獄の一晩 | 甲状腺がんとの日々

甲状腺がんとの日々

17歳で甲状腺ガンを宣告され、21歳リンパ節転移が発覚。
「辛い辛い思い出」だった出来事がまた再び。
くじけそうになりながらも必死に生きていこうと決めました。
自分との戦い。負けません。






2014年1月  甲状腺癌 宣告


2014年8月  甲状腺左葉切除手術



3年の時を経て



2017年11月 甲状腺癌 再発 リンパ節転移

2018年4月 リンパ節切除手術 予定






2014年当時17歳。

現在2018年 21歳。





甲状腺癌と闘う21歳の葛藤を、
ブログという形で残しておきたくて。

この気持ちを忘れてはいけない気がして。

自己満ではありますが書き留めていきます。





少しでも癌で苦しんでいる方がいたら、

一人じゃないですよ。ってことを伝えたいです。



















2014年8月21日


手術後










麻酔から完全に覚めて、

そこからの一晩が本当〜に!長い!




こんな長い夜は初めてでした








時間が経っても痛みはそれほど無く、

(というか自分で痛くないと言い聞かせてた。笑)



傷口や血なども見れないくらい、
ドラマの手術シーンも、「うわっ」って
絶対観れないくらい、

実は怪我とか傷とか血に弱くてガーン




自分が首にメスを入れたっていうのを
考えるだけですごいゾワゾワするので、

傷も見ないようにして、
考えないようにして、

とにかくこの日は寝ていたかったのですがアセアセ







手術の影響でか、喉の痛みは酷くて
ツバを飲み込むのすらだんだん辛くなって来て

とにかく痰が絡むショボーンもやもやもやもや




喉にずーっと痰が絡まっていて、
すごく不愉快だったけど、

喉に力を入れるのも怖すぎて、
少し力を入れるだけでも痛くって、


なんだかこのまま寝たら
息できなくなって死にそう!!!!

なんて考えてましたガーン






でもこの時、本当に辛くて、

何度も看護師さんに痰を吸引してもらおうか
ずーっと悩んだけど、

それすらも絶対痛いだろうな〜って
とにかく我慢してましたえーん





寝よう寝ようと思っていても、

体制は仰向けのまま動かせないので
どんどん体もバキバキになってきて、

夜中何度もお母さんに
体制を変えてもらったりして、
なんとか眠りにつくものの、、、


何分後かにはまた目が覚めてしまってガーン





はやく朝が来ないかなあ。

と何百回も窓を見ながら思ってた!!!!






けど、必ず朝は来るもので、

だんだん外が明るくなってくるのと同時に
自分の気持ちも明るくなってきて、


あ〜朝が来た〜えーんって、

なんだかホッとした気持ちでした。






きっと、いや絶対お母さんは寝不足で
辛かっただろうなあガーン


とにかく仰向けから動かせないのと、
首にもずーっと神経を使っていて、
朝がきて不思議と疲れて眠くなったキョロキョロ








手術した人はきっとみんな、

その日の夜が辛いんだろうなあって
すごく思いましたショボーン







きっと麻酔が切れた時にものすごく
吐き気に襲われてしまう人がいたり、

(私の隣の病室の女の子がそうでした)


麻酔が切れるととても痛みがあったり、




そう考えると私はまだまだ
全然良い方だったのかなあって
終わってから思いましたタラー






とにかく私は早く回復するのを願っていて、


(あ、気持ち悪いかも、、)
ってなりそうだった時も

(大丈夫!大丈夫!気持ち悪くない!)
ってなんとか気持ちで乗り切りましたニコニコ




体調も悪くなかった!痛くなかった!

と言ったら嘘になりますが、


私の場合そう思ってしまうと
どんどんその方向にいってしまうので、
とにかく気持ちでどうにかしてましたショボーン




それとなにより、


お母さんが手術後から次の日まで
ずーっと側にいてくれたことが、
一番大きな心の安心だったと思います!





私のお母さんは看護師で、
昔から体のことになると頼りっぱなしで

「お母さんがいたら大丈夫」

っていつも心では思っていて、



どんだけ辛くても痛くても
お母さんが大丈夫だよって言ってくれたら
絶対大丈夫な気がして、

すっごく安心して、



それはこの手術後も同じでした照れ






きっとこれはお母さんが看護師だから
という理由だけではなく、

お母さんっていう存在の大きさが
安心させてくれているんだろうなあって
すごくすごく思いますキラキラ









そんな感じで本気で心から


地獄!!!


って思った一晩を乗り越えました!












もっと大変な病気の人がたくさんいることも、

もっと辛い思いしてる人がいることも、

全部分かっています。



けど、重病で亡くなった叔父が
ずーっと前に言ってくれた


「辛さは比べるもんじゃないよ。
その人が辛いって思ったら辛いんだ。
どっちが辛いから、とか
そんなこと考えなくていいから、
辛い時は辛いって
素直にならなきゃだめだよ。」


って言葉。




そして

「その人の辛さはその人にしか分からない」

って言われた言葉。





正直このブログを書く時に、
もっと辛い人はたくさんいるのに
私は辛いって書いていいのかな、なんて
考えてました。


そんな時にこの言葉を思い出して
涙が出ました。






辛さは比べるものじゃない。


私は素直な気持ちをここに書きたいです。

これからも。










end