こんにちは爆笑
ご訪問いただきありがとうございます照れ


アドヴァンス・ヒルという新築マンション
の近くにある日の出公園には年季の入った
カバのアニマルライドがある


塗料も剥げた古めかしいカバだが
自分が治したい部分と同じ部分を触ると
回復できる、「リカバリー・カバヒコ」
だという


そのカバヒコに助けを求め
癒しを求め
元気をもらって
毎日を進んでいく人々の物語📖





「リカバリー・カバヒコ」
青山美智子

本屋大賞にノミネートされ
色んなメディアで紹介されていたのを
ご覧になった方もいると思います


子供には子供なりに
大人には大人なりに

皆色んなことに悩みながら
毎日を進んでいる


どん詰まりに感じることもあるけれど
自分の意識をちょっと変えることで
からまった糸がスルスルと
ほどけることもある


進学校に入った途端
「頭良かった」自分が終わり
途方に暮れる高校生

マラソン大会に出場したくなくて
足をケガしたと嘘をついたら
本当に足が痛くなってしまった小学生


イキイキと接客業で働いていたのに
仕事を辞めた後、ママ友との会話に
うまく馴染めない女性


疎遠になった母との距離感に
悩みながら
自分の老いとも向き合わざるを得ず
途方に暮れる中年男性


どの年代だって皆一生懸命キラキラ


アドヴァンス・ヒルという新築マンション
日の出公園がある団地
そしてリカバリー・カバヒコの伝説を
作った?サンライズクリーニング店

それぞれに暮らす人々との交流も
キーとなるストーリー



時代は変わっても
こうした暮らしのコミュニティって
やっぱり大事なんだなということも
感じました


たった一人のちょっとした言葉が
きっかけで前が開けることもある

日常が愛おしくなる1冊です

気になった方はぜひご一読を指差し