こんばんはニコニコ
ご訪問いただきありがとうございますウインク


今回ご紹介するのは
「片思い」東野圭吾



東野圭吾さんの作品は
どれも本当におもしろく
まさに「ハズレなし」なのですが
その中でも私が一番印象に残っている1冊📖


題名からはいわゆるラブストーリーを
想像しますが
実際は想像とは違う展開だと思います


この本が出たのは今から
約20年前になるのですが
LGBTを扱った物語であり
当時、今ほど知識を深める機会も
なかった私には色んな意味で
影響を受けたというか
刺激を受けた本でした

中でも「なるほど」と思ったのは
メビウスの帯に例えた表現

どんな男性にも女性的な部分がある
どんな女性にも男性的な部分がある

そして両者は繋がっている

男を黒、女を白とすると
その間はグラデーションになっており
いったりきたりするその幅が
人によって異なるのだ、と


その降り幅がどちらかの性に
偏っている人もいれば
その降り幅が性別の区切りを
超えてしまう人もいるのだ、と


この発想はなかったので
衝撃を受けると同時にそういうことなんだと
妙に納得できました


大学時代のアメフト部で久しぶりに
飲み会をした後
当時マネージャーだった美月が
今は男性として生きていること
そして
人を殺したことを告白することから
展開していくストーリー


片思いとは誰の何に対するどんな想いなのか


色んな要素がたっぷりつまった
読みごたえのある東野圭吾作品です


気になった方は、ぜひご一読を照れ