今日も訪れて下さいまして
ありがとうございます。
國照彦皇子です。こんにちは、
倭の民 が安心して
暮らせるように
食物の与えて下さった
優しい女神様を
保食神、ウケモチの神
と申し上げます。
伝えきこえてきた事によると
保食神 は葦原中国 (地上) に
住んでいらっしゃったようです。
高天ヶ原 (天上界) に
お住まいになる
倭の神界の 主宰神 は、
月夜見尊 に地上にいる
保食神 の様子を見てくる
ように命じられます。
月夜見尊 は地上に降りて
保食神 を訪ねます。
尊い神の来訪に
保食神 は張り切って
自慢の料理を振る舞います。
その様子は
山の神にお願いして
口から獣を吐き出し
海の神にお願いして
口から魚を吐き出し
大地の神にお願いして
口から米飯を吐き出し
とても美味なる料理をもって
心を込めて...もてなしました。
月夜見尊 は
吐き出したものを
食べさせるとは汚らわしい
と怒り、保食神 を斬りました。
報告を受けた
主宰神 は大いに怒り
月夜見尊 とは
会わないといわれました。
その後、主宰神が
保食神 のもとに
天熊人を遣わすと
保食神 は死んでいた。
保食神 の屍体の
頭から牛馬、額から蚕、
目から稗、
腹から稲、
陰部から麦、大豆、小豆、
が生まれた。
天熊人が
これら全てを持ち帰ると
主宰神は喜び、
民が生きてゆくために
必要な食物だとして
これらを田畑の種とした。
と神話は伝わっています。
ここ、
倭の國の女神様は優しい
食に迷い、食に間違い
命を落とす民のために
ご自分の御身体を
分け与えて下さったのです。

絶対に
取り戻さなければならない。
魂を紡いでいくために。
今日は