いまさら書く必要があるのか?『黒鉄の魚影』感想③ | 万(よろず)の言の葉集

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これから、書く感想は、『黒鉄の魚影』のネタバレ感想です。
そのため、『黒鉄の魚影』を未視聴で、ネタバレをされたくない方はご注意ください。
また、かなり極端といいますか・・・、偏った感想になっていますので、ご注意ください。
それでは、感想を・・・。















とにかく、私は、櫻井さんの脚本の時は、ほぼ声優さんのインタビューは読まないため、声優さんがどうとかいうのは、あまり書けないです。

そもそも、『ハロウィンの花嫁』の時に、緑川光さんにカマかけた結果、緑川光さんは、何も知らなかったという結論に達したのと、声優さんに迷惑しかかけないという結論に達したため、声優さんにカマをかけるのは、やめることにしました。

緑川光さんは、活躍する気マンマンでしたけどね・・・。
なんか、やる気を出して頂けたのは、良かったのですが、申し訳ない気持ちになりました・・・。
そんな訳なので、『黒鉄の魚影』の時は、櫻井武晴さんと立川譲監督、青山剛昌先生のインタビューしか目を通していません(笑)

『緋色の弾丸』の時に櫻井武晴さんのインタビューを読み込んだ結果と、『黒鉄の魚影』を観た結果、櫻井武晴さんに書いて欲しい話というのが、明確になった気がします。

『黒鉄の魚影』が作られて良かったと思う点は、櫻井武晴さんに書いて欲しいと思う話が明確になったという一点のみ・・・。

あと、私の宮野志保に対する愛が重すぎる・・・
(自分で、改めて、書いてみて気持ち悪っ!と思いました(笑)
なんていうのかな?

私の哀ちゃんに対しての気持ちは、歩美ちゃんとか、光彦とか、元太とか、阿笠博士とか、蘭ちゃんとかそういった立場の人達の目線に近いのかな?と思います。

あと、哀ちゃんをコナン君しか守れない状況というのは、相当ヤバい状況なため、今回のような状況は、本当にやめて欲しい・・・。

と、ここまでは、完全に哀ちゃんファンの意見です。

ここからは、櫻井武晴さんのインタビュー記事や立川譲監督のインタビュー記事、青山剛昌先生のインタビュー記事等を踏まえた上での、『黒鉄の魚影』の感想になります。
(ずいぶん前に読んだため、多少の記憶違いはあるかもしれません・・・、その点は、ご了承ください。)

2023年は、ほぼ『黒鉄の魚影』以外のことに時間を使っていたため、コナン界隈がどうとか、よく分かっていなかったです。
あと、仕事が大変過ぎて、つねに仕事関係のことにキレていました(笑)

そして、何がきっかけは、よく分かりませんでしたが、「これから楽しみなことがあるのに、こんなことで、怒っていたら、エネルギーの無駄という」悟りをひらきまして、そこからは、精神的に楽になりました。

前置きはいいとして、気になった点として、最初から、哀ちゃんの前に現れたフサエブランドのブローチを買い求めたおばあさんが気になってしょうがなかったのですが・・・。
「ちょっと、待って・・・、そのおばあさん『業火の向日葵』に登場した寺井ちゃんの初恋の人にそっくりなのですがW」と思ったら、目が離せなくなりました・・・。
そしたら、ベルモットの変装っていう(笑)

櫻井さんのインタビューを読みすぎて、後悔した点は、キールとウォッカについての記述・・・、あと、サンデーの「ある作品」が、今回の最後のシーンのオマージュというか、パクリスレスレの事をやっていて、「これは、いかんだろ・・・」と思ったことです。

それから、今回のネタ、実は、『ゼロの執行人』辺りの櫻井さんのインタビューで言っていたボツネタを復活させた形跡があるんですよね・・・。
「灰原哀が、組織に正体がバレて、誘拐される話がやりたい。でも、制作側から止められた」的な?

あと、古谷徹さんの『ゼロの執行人』だか『ハロウィンの花嫁』の時だかのインタビューで、「システムエンジニアが誘拐されて、降谷零が大活躍!みたいな話がいいです」的なことをおしゃっていて、「今回、誘拐する側になっちゃいましたね・・・」と思いました(笑)

おそらく、古谷徹さんの想定として、システムエンジニア=男性だったんでしょうね・・・。

で、櫻井さんのインタビューで、他に気になった点というのは、「キールには、組織に潜入する大義がない」という部分です。

いや、キールがFBIに協力してるのは、弟の瑛祐くんの安全を保証して欲しいという条件と引き換えなんで、それも、立派な「大義」だと思いますが(笑)

本当、櫻井さん、原作、ちゃんと読んでください・・・。
科学技術の英語の論文を読んで翻訳する前に、まず、原作読んでください。
英語が読めるなら、日本語の漫画105巻くらい楽勝なはずです(笑)
漫画の原作を読むのは、櫻井さんにとって、そんなに難しいことなのでしょうか?

『緋色の弾丸』の時に、本気で、櫻井さんに『名探偵コナン』を全巻、送りつけたくなりました(笑)

まぁ、櫻井さんのことは、これくらいにして(あとで、書くかもしれませんが(笑)、舞台挨拶とかのレポを読んでの感想を・・・。
舞台挨拶のレポで、「ウォッカがキールに優しい理由は、ウォッカは、キールが好きだから」というのが、あったと思いますが、私の意見は違います。
(もっとも、何が正解とかないと思いますが・・・)

CIAのイーサン本堂さん(キールの父親)が、NOCバレした時、イーサン本堂さんがどの地位までのし上がっていたかは分かりませんが、そのイーサン本堂さんを殺したキールは、ある意味、ウォッカにとって脅威というか・・・。

キールの今までの言動から、ウォッカは、「子供とキールを助けてくれた相手以外には、容赦ない、キールが本気を出せば自分(ウォッカ)くらいは、楽に殺せる・・・。何よりあのジンの兄貴とほぼ互角に渡り歩いてる・・・。とにかく、キールに下手なことしたら、自分は、確実に殺られる・・・」って思ってそうなんですよね・・・。
なので、ウォッカがキールに優しいのは、恋愛感情からではなく、恐怖心からだと思うんですよね。
だって、ウォッカさん、ジンニキと違って、死んだ人のことちゃんと覚えてるし(笑)

他は、どこかは分からないけど、なんで直美さんが、宮野志保を日本人に間違えたのか分からないというものですが、(宮野志保は、設定上、母親が日本とイギリスのハーフなため、宮野志保は、クオーター)これは、宮野志保という明らかな日本人の名前だということ、日本語の難しい本を読んでいたこと、直美さんが宮野志保にいじめから助けられた時、宮野志保は、日本語を喋っていたため、直美さんが日本人だと誤解したからとしか書きようがありませんね・・・。

日本ではあまり感じないと思いますが、アメリカの場合、「人種のるつぼ」(今は、この言い方は、古いのかもしれませんが・・・)と言われるように、見た目から、日系何世だか、純粋な日本人かは、判断できないんですよね・・・。
ましてや、いくら頭いいとはいえ、まだ子供だった直美さんに、組織の一員だった宮野志保の細かいプロフィールを知る術は、なかったと思います。
(現に、私は、生粋の日本人にも関わらず日本以外のアジアの人に間違われて、日本で、「外国人差別」を受けたことありますしね・・・。日本語が分かるのに、日本語が、分からないと思われて、日本語で、悪口言われたりね。)

他に気になったというか、感心したというか・・・、櫻井さんは、脚本を書く時、海外で、良くある事例とかを調べて、それを取り入れたりするそうですが、いじめられていた直美さんの設定が、「日本人とイタリア人のハーフ」というのが、リアルだなと思いました。

もっとも、良くない事例なので、プロではない私が、あまり深く、掘り下げるのは、良くないので、さらっと書いてしまいますが、大学時代に読んだ本に、「アメリカで、いじめられやすい西欧系の人は、アイルランド系とイタリア系」と書いてあって、「おぉ、櫻井さん、その辺、よく調べてるな・・・」と思いました。

あとね、ベルモットがなんで、シェリーを助けたかの理由が、青山剛昌先生と観客の中で、一致しなかったのか・・・。
これは、良い悪いは、置いておいて、これは、脚本の妙といいますか・・・。

櫻井さんの脚本って、全部が全部ではないのですが、視聴者や観客に考える余地を残しておくことが多いんですよね・・・。

だから、私の勝手な解釈をこれから、書きたいと思います。
蘭ちゃんって、原作の「二元ミステリー」の時に、哀ちゃんが誘拐されて、全力で守ったという経験があるために、ベルモットとしては、シェリー誘拐が蘭ちゃんに知られて、ピンガと戦った時点で、シェリーを秘密裏に殺すことができなくなった訳です。

ベルモットは、ニューヨークで、新一に助けられた時から、新一と蘭の命だけは、守りたいと思っている訳です。
でも、シェリーに対しては、恨みがあって、殺したい。
だから、蘭にシェリー誘拐が知られた以上、シェリーを助けざるをおえないということですね・・・。
あと、シェリーの正体を知られてしまうと、ベルモットとあの方にとって、都合が悪いからということになります。

だから、青山剛昌先生の「フサエブランドのブローチのお礼」だけでは、不十分な訳です。
それで、制作側は、最後にベルモットの台詞で、含みをもたせた訳ですね・・・。
(櫻井さんのインタビューで、最後のベルモットの台詞について言及されていたような気がするので、おそらく櫻井さんが考えたのでは・・・?)

とにかく、私の意見としては、最後の方の新一と蘭のファンから反発をくらいそうなシーン以外は、良くできていると思いました。

あと、相変わらず、歩いているモブが不自然(笑)
ピンガが櫻井さんの思いとは裏腹に人気が出たのが、櫻井さん、可哀想・・・。
というか、櫻井さんの脚本の時って、なんかこんなのばっかり・・・(笑)

私の見解としては、100億を超えた理由、それは、安室の女、赤井の女、ジンニキ、キール、その他の組織のメンバーのファンのおかげだと思っています。

2月のコナンカフェ、安室メニューを頼んでた人、多かったです。
確か、赤井さんのメニューを頼んでたら、安室の女さんに優しくされました(笑)

なので、哀ちゃんがどうのは関係ないです。
そもそも、初期の舞台挨拶だか完成披露試写会だかの登壇者に、池田秀一さんと古谷徹さんが、入っていた時点で、劇場版勢と原作勢での認識のズレをきちんと把握すべきだったのでは?

あと、実は、林原めぐみさんが出演された朗読劇に行ったのですが、明らかに男性のオタク(?)と思われる人が、まあまあいたので、高山みなみさんのファン層と明らかに違うと思いました・・・。
2023年は、『名探偵コナン』ファンの哀ちゃんファンと、純粋な林原めぐみさんファンの客層の違いを実感した年でした。

男性の哀ちゃんファンと女性の哀ちゃんファンでも、『黒鉄の魚影』の感想って、違ってくるのかな?と思いました。

今回のことで分かったことは、やっぱり哀ちゃんが、好きなの変わらない、別に哀ちゃんと、コナン君(新一)がくっついて欲しいとは、一ミリも思わない、櫻井さんに書いて欲しい話が明確になった、私は、どちらかというと、比護さんの方が、タイプです。
(お前の好みなんか、聞いてない(笑)

↓最後に、試写会の当選ハガキとBlu-rayの画像でも、貼り付けておきます。
ちなみに、当選ハガキ、私が試写会に行った時は、回収されたので、記念に残したい場合は、写真に残すことを推奨します。






↑上のシェリー、露出多めで、なんか上着とか着せたくなる・・・。
なぜか、宮野志保のこととなると、私は、京極真化するみたいです(笑)
(そのスカートの裾短か過ぎない?とか思ってしまう(笑)

以上、『黒鉄の魚影』の感想でした✨
やっと、『100万ドルの五稜星』に追いつきました❗
今年は、どこまでブログが書けるか分かりませんが、イベントに参加したら、なるべく早く書けるようにしたいと思います✨