【本棚】悪魔と詐欺師 | 手上のコイン Blog

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c4371f92.jpg 読んでいる本が、気がつくとイラストとか写真とかではなく、漫画チックな表紙で文庫化されると、アレ?と思う最近。
自分の読んでるのって、ライトノベル?(笑)

と、書いてみたものの、昔から厚くて文字がビッシリ詰まった本が好きな私は、
あまりライトノベルを手に取った事が無い。
だから、そもそものところライトノベルが何なのか理解していない。
なんか、漫画みたいな表紙で、やたら行間が開いていて‥‥‥というイメージなんだが、それだけでは正確なジャンル分けとしては弱いんだろうな。
まぁ、そんな訳で。本棚からその、漫画表紙な文庫化された小説を、下ろしてきました。
というか、シリーズなので気に入ってるやつを一冊。


『悪魔と詐欺師』
薬屋探偵妖綺談
高里椎奈:著


ミステリーであり、ちょっとファンタジーでもあり。まぁ、ミステリーだから読み始めたんですが、この小説のメイン3人の一人である、イギリス出身の妖怪、座木(くらきと読む。又はザギ。)がお気に入りで。
本来は峠に住み通り掛かる人間を甘い言葉で誘う。悪戯な妖精の一種で、思いつくまま喋るだけでも口説き文句になる妖怪です。
見掛けは背が高く、黒瞳、黒髪の、特に日本人顔なわけではないけれど、目立つような二枚目ではなく、しかし人好きのする普通の顔なので、日本人と名乗っても誰も疑わない。
‥という。
私が想像していた座木、そのまんまな人が、現実に約一名います。
この小説を実写化するなら座木はこの方以外考えられない!くらいな勢いの方がね。ま、誰かは想像にお任せ致しますが。


確かに、この作家さん。最近はファンタジーばかり書かれてて、見る限りライトノベル作家ぽくはなってますが、しかし‥‥。う~ん。

まぁ、ジャンル分けなんてどちらでも良いのかもしれませんがね。