成年後見制度10周年シンポジウム | ほむにこ市川、ちょっとだけ思う事 - 司法書士法人市川事務所

成年後見制度10周年シンポジウム

今年は、成年後見制度が施行されて丁度10年の節目の年。10月2日から三日間、パシフィコ横浜で「2010年成年後見法世界会議」が行われるなど、各地で10周年シンポジウムが開かれている。果たして「成年後見制度」は当初の思惑通りに、理解され、浸透し、成長しているのだろうか。そもそもどれくらいの人がこの制度を知っているのだろうか。
毎日新聞が「成年後見制度」の現状を特集記事にまとめているので、是非読んでみて欲しい。


特集:超高齢社会を支える-成年後見制度10年 日本、ドイツの実情は
(11/10 毎日新聞/毎日jp)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101110dde010040024000c.html
判断能力が衰えた人の権利擁護のために後見人を選定する成年後見制度がスタートして10年。「措置から契約の時代」へと大きく方向転換をした日本の福祉の目玉政策であったが、利用者は20万人にも達せず、さまざまな問題を抱えている。世界初の国際会議、「2010年成年後見法世界会議」に出席のため来日したドイツ法曹関係者も出席し、成年後見のあり方をめぐって日独シンポジウムを開いた。

ますますその傾向が顕著になっている「少子高齢化社会」日本。にもかかわらず、成年後見制度の利用者は20万人を大きく割り、その知名度は低い。私達法律家が率先して広める努力をしなければいけないと、あらためて確認するのでした。