「近代病」 | ホメオパシーOMOION

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先日完璧主義について書いたが、思いつめてうつになったり、不登校になったり、果てに自殺してしまう背景に「近代病」と言うものがあるなぁと思うんだよ。


近代のキャッチフレーズ「自由・平等・博愛」は資本主義でも共産主義でも使われたフレーズであるが、これは舵取り次第では「孤立・無個性・均質化」をうむ。。これに加えて、合理化と効率化が加われば、さらに人間を機械の部品の様にしてしまう。



要は定量化できない心と魂(霊)そして、伝統を切り捨てたわけね。


こういう中で人は徐々に悲観的になり、そして絶望してゆくんだよ。


ヴィスコンティの映画で「若者たちのすべて」って映画がある。お母さんと母親思いの仲の良い3人の男の兄弟が田舎からローマに出てくる話しなの。彼らは大都会で、「近代化」の洗礼を受ける。そして、家族はばらばらにになり、兄弟同士は、殺し合うほど憎しみあう。


人間には、あったかい地域の記憶と、心の豊かさ、大いなるものとの繋がり、そういうものを下地とした目的意識(使命)、徳が必要なんだ。


これを必要とする生物を「人間」と呼びます。