うつ病の人や不登校の子供達に必ず言う「完璧主義を徹底的にやめる事！」って。
人はあれこれ考えて終いに止まって考え込む。しかし、止まってしまったら駄目なんだ。それでは車みたいにバッテリーが上がってしまい、動けなくなってしまうだろう。
結局のところ人ひとりで考え込んで、見えてくるものは自虐的なものばかりじゃないかなぁ～。社会と切り離された個人の発想の行き着くところは、19世紀、20世紀の芸術家が行き着いた極端な理想主義とその反動とも言える悲観主義だと思う。(ロマン主義と呼ばれる人達の多くは最後自殺したように)
大事なのは、考え込むんじゃ無くて、完璧でなくても良いから、その場その場で人生をすすめて行く事だよ。
仏教の「諸行無常」とはすべては移り変わる事を表し、神道の中今(なかいま)は、 今すべてがつくられ、いますべてが崩壊すると言っている。まさに本来「今」しか存在しないということです！
ってことは、完璧はあり得ない。さっきまであった世界はもう無いのであるから、準備しようが無い！その一瞬一瞬に判断するしかないって事でしょ。考えるより、一瞬で判断できる余裕がある方が大事なんだよ。
※加えて言うが完璧主義の人はアーユルヴェーダの言うところの「ピッタ」の性質が強い。彼等の目標は人間の「純度」をあげることにある。何が正しく、清い事であるのかが彼等の人生の大きな関心であり、生きる道でもある。ピッタが増悪した場合、彼等の高い目標(完璧主義)は、結果的に自分をも裁くことになる。