おりものの色・状態が

症状の早期発見の手がかりにもなることをご存じですか。


そこで、『ウィメンズ・メディカ』を参考に、“おりものの色・状態”からわかる、疑わしい病気を5つご紹介します。

(1)白か透明のおりものが増える・・・性器クラミジア感染症

感染初期には“白か透明”のおりものがちょっと増える程度で、進行すると、黄色っぽいおりものに変化することがあります。

健康状態が良いときでも、白・透明のおりものが出るため、自覚しづらいのが難点ですね。実際のところ、感染初期に発見されにくいようですが、感染を知らずに放置していると、不妊症になりやすいことが指摘されています。

(2)黄色い膿のような・・・淋菌(りんきん)感染症

上述の性器クラミジア感染症と同じように、感染初期は“白か透明”のおりもので、はっきりと症状が出ないため自覚しづらい、淋菌感染症。

ただ、進行すると、“においが強い、黄色い膿”のようなおりものがたくさん出るとのこと。いつもとは違う、強いにおいをともなっていたら、要注意です。

(3)白・クリーム色、カッテージチーズのような・・・膣カンジダ症

カンジダ真菌というカビの増殖により発症する、膣カンジダ症。

この病気にかかると、初期は白・クリーム色のおりもの。進行すると、カッテージチーズや豆腐のような白いカスがポロポロ出るという変化があるようです。くわえて、外陰部のかゆみ・ただれも見られます。

(4)黄色から緑がかった泡状のおりもの・・・膣トリコモナス症

泡のような、黄色から緑がかったおりものが多量に出た場合は、膣トリコモナス症が疑われるようです。腐敗臭のような生臭いにおいをともなっていたり、外陰部・膣に強いかゆみが現れたりしたら、すぐに病院を受診してください。

(5)茶褐色や黒褐色・・・子宮がん

茶色いおりものは、経血の残りという可能性がありますが、“茶褐色や黒褐色”のおりものやにおいが強いおりものが増加したときは、一定の注意を払うようにしましょう。不正出血の可能性もあり、子宮がんのおそれがあります。