私が子供のころ、ニュースを聞いたり、新聞の見出しをみて、いつも思ったことは 大人ってなんて馬鹿なんだろう。って事でした。


子供でも分かる愚行を繰り返す。間違っていることを堂々とやる。

何でもすぐに言い訳をする。責任をとらない。逃げる。姑息な手を使う。

それでいて、偉そうなことを言い、子供には説教する。

おべんちゃらを言い、外面や世間体をとりつくろい、心では反対の事を思う。強いものに媚びて、弱いものをしいたげる。そして、すぐに被害者面をする。都合の悪い事は隠ぺいする。

自己中だ。


それは、社会でも、政治でも、学校でも、家庭内でも堂々と行われる。


大人って子供のころ何を学んできたのだろう。

大人になるまで何を考えて生きてきたのだろう。


今、子供のころに思ったなりたい自分になっているのだろうか?


最近のニュースを見るにつけ、そう思う。


福島原発の周辺や、被災地に住む子供たちは、絶対にそう思っているはずだ。と、思っていたら、被災地に住む子供たちの多くは、自分の行いが悪いからこんな状況になったのではないか?と自分を責めているというのだ。


こんな理不尽な事が許されるはずがない。

子供たちは何も悪くない。子供たちこそが被害者なのに、なぜ、自分を責めるの?と胸が痛くなる。


今、瓦礫処理の問題で、放射能汚染が日本中に広がりつつある。

どんなに高い数値が出ても、被害が出ても、生態系の異常が認識されても、行政は環境庁の見解を発表するのみで、住民の意見も聞かず環境汚染を考えない。

そこにはが多額のお金が動いているのだろうが、その行いはまぎれもなく、金のために魂を売った行為ではないか?


子供にでもわかる愚行が行われているのが今の日本だ。

ドイツは脱原発を発表した。


そんなドイツのような骨のある政治が、地震大国の日本でこんな取り返しのつかない被害を出しているのにも関わらず一切実現しない。


私が子供の時に、いつも思っていた大人って馬鹿だという思い、今の子供たちもきっと思っていることだろう。

誰にでもわかる間違ったことが横行している。


こんな大人になりたくないと思いながら、また汚れていかなければいけない純心を思うと、胸が痛い。




子供たちの未来に負の遺産を残さない努力をなぜ行おうとしないのか?なぜもっと考えないのか?なぜ、責任のある立場の人が責任逃れをするのか?悲しくなる。