日本の医療は戦前までドイツ式だった。
日本の敗戦後GHQとの関わりもありアメリカ式へと変化した。
ドイツ式とアメリカ式どこが違うのか?
というと、ドイツ式はギリシャ哲学者で医学の父と評されるヒポクラテス的な統合医療、アメリカ式は人間を部位に分けてそれぞれ専門をあてがった専門医療。
その結果として、何か起こったか?
まず、診療科の分散化が起こり一つの症状後、ああでもない、こうでもないと、ここが悪い いやここが悪いと診療科をたらいまわしにされて、結局一周しても原因がわからない・・・。
多数の症状があると、いくつもの診療科に通いそれぞれの薬が処方され気がつけばどれが何の薬かわからないくらい薬漬けになる。
また、飲み合わせの良くない薬を処方されかえって体調が悪くなる。
薬の飲み過ぎで、肝臓や胃腸に負担がかかりまた薬が増えるし、経済的な負担も増える。
そして、医者は専門馬鹿になり、自分の診療科以外の事を良く知らない。
例えば昔は内科というくくりだったものが、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、神経内科、心療内科…細分化されていてそれぞれの臓器が独立してるかのような扱いだ。
しかし、生物はその発生過程をみても、一つの卵から幾多の細胞分裂を繰り返し、内胚葉、外胚葉、中胚葉と分化し、いろんな臓器に細分化される。
胚葉毎に見てももともと臓器はつながっており、基に戻れば一つの卵細胞だ。
それを切りとり焦点を当てても、全体を見ることも病気を治す事も出来ない。
そして、一番の問題点は心を切り離してしまったこと。身体を物質的にとらえ心を切り離してしまった。
心と身体こそが切っても切り離せないものなのに。
病院にかかって、タイムラインを聞く医師はいない。「病気になる前何か心の変化や出来事はありませんでしたか?」
「その時どのような気持ちでしたか?」
「だれかに、相談しましたか?」
そう言って聞いてあげるだけでおさまる症状もあるのに。
そして、次に大切な事は家系の病気。
人は、親から譲り受けたDNA を持っていて、先祖の病気を見るとその人の体質的なものがわかる。
そこに、治癒の重大なヒントが隠されている。
弱い部分、かかりやすさ、思い癖までも。
こういうことを言うと、非難されやすいが、カルマ的な事も確かにある。
生物は、一つのエネルギー体で、感情体で、複合体であるので、やはり全てを総合して観察することが何よりも大切ではないのだろうか?
私がなぜホメオパシーが好きかというと、そういう現代医学が無視している部分をとても大切にするからかもしれない。
私が目指すものは、魂のホメオパスである。