「プロテイン ダイエット理論」


「純粋なタンパクを経口摂取すると、消化管で消化されてアミノ酸となり、それが吸収されて肝臓に入り、タンパクに再合成される際に合成エネルギーを消費する。その結果、皮下脂肪、血管沈殿物などの体内余剰物が分解燃焼して、この合成エネルギーの供給源となる」


この方法だと、つらい食事制限や運動療法をしなくても、純粋タンパクを摂取するだけで同じ目的を達成することができる。


これをもっと手軽に身近に済ます方法は、かたゆで卵です。


かたゆで卵の主成分は、高分子の核酸とタンパクです。


核酸は卵黄の主成分ですが、消化器で消化され、モノズークレオチド(拡散構成単位)として吸収され、肝臓に入り、核酸に再合成される際に合成エネルギーを消費します。


すなわち、純粋タンパクと同様の効果がある。卵白はたんぱくアルブミンが主成分です。


また、卵黄の脂肪分はかたゆでの際に固化して吸収率が低下し、程んど影響はありません。

卵黄に含まれるコレステロールは、肝臓のコレステロール分解酵素で分解消滅するので無害です。


これが、いわゆる「卵ダイエット」です。


量的には、理想は一日20個ですが、適量(たとえば10個ほど)を続てもいい。


卵ダイエットの唯一の弱点は卵黄中の核酸が尿酸の原料なので、痛風を発症する可能性があることです。


そんな時は、尿酸排泄促進剤(ベンズマロン トエビアノーム)を、一錠服用すれば、鈍痛が消退しますから、痛風にはいたりません。


楽に若々しく長生きができます。



岡崎公彦博士から抜粋