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政治家一族のおぼっちゃま３８歳
同窓生の風評被害が甚だしい。お気の毒です。友人はその大学学部を卒業しましたが、もちろん数学はできます。
「三角関数よりも金融経済を学ぶべきではないか」
— 藤巻健太 衆議院議員 (@Kenta_Fujimaki) May 17, 2022
金融教育をテーマに、財務金融委員会で議論させて頂きました。 pic.twitter.com/aUmlrvSaKv
藤巻議員は、あまり深く考えずにしゃべってしまったようですね。
批判されて言い返すとまた突っ込まれ
もう大炎上です。
ツイートを追っかけていると、迷いの森に入りそうでした。
共感したのがこの方。農学博士の篠原信さん。本職はトマト栽培の研究のようです。一連のツイをぜひご覧ください。
金融を学ぶことは、政策運営する立場でない場合、お金のやり取りから上澄みを掠めとる寄生虫的生き方を学ぶことになりやすい。あるいは逆に生き血を吸われにいくカモになること。私を含めた凡庸な人間は、真面目に働くことがまず基本。金融教育は「甘い話に惑わされるな」ならよいかも。 https://t.co/Dkq9OaY0bV
— shinshinohara (@ShinShinohara) May 20, 2022
三角関数は土木、電気その他技術に必要です。金融経済にもね笑
日本の特技であるものづくりの土台です。強みを手放してどうしますか。
民族性というのはそうそう変わりません。ものづくりに秀でている民族は、金融が得意にはなりません。
金融が得意なのはたとえば英国ですが、その振る舞いは憧れるようなものではありません。
世界史を見ると、他人の上前を撥ねて儲けた実績（と呼んでいいのならば）が凄まじい。
篠原さんが例に出したのは、東インド会社です。
東インド会社は、インド経済を崩壊させて英国の植民地にしました。
英国は東インド会社に投資して儲けたそうです。
世界史の教科書を開いてみたら、
「イギリス東インド会社の最大の目的は、より多くの富を効率よく徴収することにあった。」
（詳説世界史B 山川出版社）
土地制度や税金を都合よく変えて、インド在来の社会と経済を崩壊させました。。。
起業する若者を支援するような、まともな投資もあります。
しかしあくまでも、実際に働く人がいる前提で、投資は「おまけ」的な存在です。
投資の割合が大きくなりすぎてはいけません。
価値観が定まる高校生の頃に、
「金が金を生む」ようなことを教えるのなら、かなり危ないと思います。
その前に、
ちゃんと働いて、稼ぎなさい
証券会社から派遣された講師が、投資のマイナス面を教えるでしょうか。。。？
貧乏人にうまい話はこない
本当のことを言ったら、高校生はお小遣いを投資しませんよね笑
YouTubeで投資のCMが流れていました。気軽で楽しそうな雰囲気でした。
投資には元本割れのリスクあり
紙切れになった株券の数々・・・ラ〇ブドアとか。
それゆえ、投資は余剰資金で行うものです。全額すっても生活が困らないように。
間違っても、生活費を稼ぐために投資するようなことはしないように。
余剰資金を作るにはまず貯金する、貯金するには・・・
働いてください。
金融はお金の融通
実体経済が回ってなんぼ。
もし金融教育が大事だとしたら、たぶんこういう生徒たちです。
身も蓋もない言い方ですが、本当だと思います。
公立中学のお勉強しんどい層を教えたことがあります。
あの生徒たちはきっと、三角比や確率の概念が全然わからないと思います。
高卒で働き始めると思いますが、そのまま社会に放り出されると騙されると思います。
なかには、リボ払いを簡単に申し込んでしまう若者がいるかもしれません。
今月の支払いを減らす
って、カード会社が毎月そそのかしてきます。ポイント付けますからって。
何言ってんの、アンタ。カード会社はポイントの何倍も儲かるのね。
でも、一定の人たちは、あれにころりと引っ掛かってしまうんでしょう。
社会に出る前に釘を差しておかないと。
最後までお読みいただきありがとうございます。