札幌の家庭教師 学びの森さんをリブログします。

 

 

教え子の男子高校生A君が情緒不安定になっているそうです。

 

彼は、社会情勢や歴史に関しては大人顔負けの知識を持っています。

 

そんな彼にとって、このロシアのウクライナ侵攻は決して「他人事」ではなく、「自分事」として危機感を抱いているようです。

 

(中略)

 

この戦争を引き金に第三次世界大戦に発展するんじゃないかと本気で危惧しているようです。

 

戦争について「自分事」として真剣に考えるのは、人間にとって大事なことでもあります。

 

ですからこればかりは、「気にするな」とも言えないし、どう言っていいか迷うと親御さんはおっしゃっていました。

 

今回の出来事。

 

私も含めてきっと多くの日本人は、大変なことが起きたと言いながらも、まだどこか「他人事」のように思っている方が多いのではないでしょうか。

 

高校生が本気で危機感を持っているのに、いい歳した大人の自分が「他人事」として、のん気にしている。

 

大人としてちょっと恥ずかしい気持ちになりました。

 

(中略)

 

遠い国の出来事を「他人事」ではなく、「自分事」として捉えられる彼の感性は、私たち大人も見習うべき所があるような気がします。

 

 

A君が私の高校生時代と似ているところがあって、親近感を覚えました。

 

同級生や先生に色々議論を吹っかけました。

 

みなさん、お相手してくださりありがとうございました。

 

 

母校です。

 

 

一回目の京大受験は大失敗に終わり、1991年4月、河合塾で浪人生活が始まりました。

 

開講に先立ち3月に、トークイベント「共産主義とは何か」のご案内が来て、興味津々参加しました。

 

元赤軍闘士と右翼の大物という、何ともすごい登壇者でした。

 

予備校って面白いわ~♪ 

今では、いくら何でもこんな講演会はないと思います笑

 

 

浪人の最中に、自衛隊の海外派兵の話が出ました。

 

私は、講師さんに派遣反対の署名をしてもらいました。

 

右左問わず、皆さん快く協力してくださいました。

 

我ながら面白い浪人生でしょ。

 

念のため、意見は当時から少々変化しました。


それはそれとして、勉強は打ち込みましたよ。

 

一応合格最低点プラス30点、合格者平均点ぐらいで合格しました。

 

 

一応合格ってことで。五角形を。

 

 

話を戻すと、A君

 

どのように情報を仕入れているのか、よくわかりませんが。
 

テレビやネットを見続けると、視覚情報に引きずられて客観的に考えるのが難しくなります。

 

一番肝心な

 

「この状況に対して、今自分は何ができるか」

 

理性が働きにくいと思います。

 

 

春の日差しを浴びてお散歩するのは、いい方法です。

 

スマホは持って行かないこと。

 

裸足になって、足裏に大地を感じること。

 

私も含め、スクリーンを見る時間が長くなって頭に血が上り、地に足がついていない人が大勢います。

 

 

以下は、自分への戒めも込めて書きます。

 

戦争は強く非難されるべきですが、

 

この件は、善悪二元論で語れるほど単純ではありません。

 

外交問題は白か黒かではなく、灰色の領域がたくさんあります。

 

日本の報道はアメリカ、より正確には、アメリカのなかでも一部の影響を強く受けているようです。

 

CNNが「武器を取って戦う勇敢な民間人」を映したようですね。

 

リンク先をご覧ください。

 

苫米地英人博士が言うには、捕虜に対する扱いを定めたハーグ条約違反だそうです。
 

条約上捕虜にもされず、射殺されても文句を言えないとか。

 

 

映像の威力は強烈だから、知らず知らずのうちに色んなものを刷り込まれますよ。

 

 

現地の人に共感するのは人間として当たり前の心情ですが、共感だけで声を上げるのは危険です。

 

寄附や署名を検討している方は、慎重に行う方がいいでしょう。

 

ウクライナ大使館についていえば、私は寄附しません。

 

人道支援に限って使われる保証が100%ではないからです。

 

かの国は汚職が多いみたいですよ。

 

政府系機関に寄附すると、戦争の構図に巻き込まれる可能性もあります。

 

念のため、既に寄付や署名した人を批判するわけではありません。

 


私は、できるだけ両方の立場から意見を集めます。

 

政治や外交の現場で実務経験がある人の話を聞く、書いた文章を読む、歴史的な背景を知る

 

など。限界がありますけど。

 

でも、何千キロかなたの戦争のすべてを部屋の中で全部理解できるはずもなし。

 

あと、コメント欄で情勢を議論するのは私の能力をはるかに超えるので、ご容赦ください。

 

 

すべて、学校の勉強が土台になっています。

 

高校生の時、日本史(特に近現代史)、世界史、政治経済を思い切り勉強した甲斐がありました。

 

もちろん数学もね。一歩引いた視点をもつのに役立ちます。

 

A君、テスト勉強しよか。もう終わってるか笑