『The Lady アウンサンスーチー引き裂かれた愛』(2011)

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Kin7
青い手
赤い龍
音7

同じkin番号の著名人
アウンサンスーチー
夏目漱石
国分太一
今井翼


【解説】
ミャンマー(ビルマ)の民主化運動によって、ノーベル平和賞を受賞した女性、アウンサンスーチー氏の実話。独裁政権から受ける仕打ちに対し、非暴力で民主化に挑むスーチーさんの姿とイギリス人夫と2人の息子たちの献身的な支えが描かれている。
監督は『レオン』のリュック・ベッソン。


学生時代に何度かニュースで見た場面が
映画になっていて、
こんなドラマが裏にあったのかと思う反面、
私の勝手な推測ですが、
ミャンマー軍事政権とスーチーさんの背景には
アメリカ、イギリスや中国の外交的な思惑がちらつくなと思います。
そのため、純粋にこの映画のスーチーさんの非暴力の姿勢と、
妻や母親よりも国のためを優先した忍耐力に感銘を受けつつ、
この映画も、スーチーさんの父であるアウンサン将軍と軍事政権のクーデターの背景や動機が分かりにくいまま
スーチーさんの視点から描かれている点では
若干プロパガンダ的要素を感じてしまいました。
少々うがった見方かもしれませんが…。


今現在では、ロヒンギャ難民に対するスーチーさんの対応が話題になっています。
この映画が作られた時とは
スーチーさんの国際社会からの風当たりが少し変わって来ていますね。
しかし私はその問題が
ぽっと国際社会で浮上したのも
何となくきな臭いと感じています。
ロヒンギャ問題は、
歴史的にかなり確執が深いもので、
ここ数年のスーチーさんの対応がものを言うようなことでもないような気がするのですが、
そういうことをあまり大きい声で言ってはいけないのでしょうね…。



You may not think about politics 
But politics think about you.
“あなたが政治のことを考えなくても
政治はあなたのことを考える”

スーチーさんのお父さんが遺した言葉です。
スーチーさんもそんな政治を目指しているんじゃないかな…

私はやはり、スーチーさんの
ガイドの「青い嵐」周りを巻き込む力
「青い手」分析力
「赤い龍」の国民への母性愛を信じたいと思います。

それがスーチーさんの「本当の役割」ですからー