先月、遠野で行われた日本ヨーガ学会全国大会での、語り部細越雅子先生のお話を楽しく拝聴しました。


まず、方言についてお話されました。
諸説ありますが…と前置きをされて、蝸牛考を。
蝸牛とは、かたつむり(カタツムリ)のことです。
都(京や奈良)で発せられた言葉が波紋状に伝わっていく間に、少しずつ発音が変わり、そこここの言葉(方言)が生まれた…と。

 



このお話を聴いて、方言のこと、いろいろ頭に浮かんで面白くなりました。乙女のトキメキ

なるほど、だから京から遠い津軽や鹿児島は、より独特な方言になったんだな~と納得したり、

都からの距離や環境で変化もいろいろ。


寒い地方では、「どさ」「ゆさ」で会話が通じると言うことを聞いたことがあります。「どこに行くの」「風呂(湯)に行くよ」
寒くて口が開けられないから、最小限の言葉で会話するのですね!

そういえば…、
私の生まれ育った福岡県飯塚市(筑豊地区)では、「せ」を「しぇ」と発音していました。例えば「先生」は「しぇんしぇい」です。
これも、都から伝わる途中で、誰かがこのように発音して根付いたのでしょう。
かなり大人になるまで、この発音は何の疑いもなく、発していましたが、テレビを観たり旅をするようになって、違うかな~と思うようになったのです。
ある日、旅の帰りに最寄り駅のすぐ手前の「桂川駅(けいせん)」に近づいた時、「次は、けいしぇん、次は、けいしぇん」
と車内アナウンスを聴いて、あ~帰って来たな~とほっこりしたものでした。笑

方言は、一気に心をその場所に引っ張ってくれる力がありますね!しかも、柔らかく…。

子供の頃に培ったものはなかなか消えません。
私は今でも、あめ「雨」と「飴」、くも「雲」と「蜘蛛」などなど、
発音がよく分からないものが、たくさんあります。
まあ、これからも、上手くごまかしながら会話しようと思っていますが~✌️😅
(ふう)

 

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