最近、【親ガチャ】という言葉が聞こえてくるようになりました。

初めて聞いた時は、結構な衝撃を受けました。

同時に、我が子達の【親ガチャ】はアタリなのかハズレなのか…

子育てに全くの自信がない私としては、真剣に悩んでしまいました。




そして、自分の【親ガチャ】を顧みた時、ハズレだと思った時期もあれば、アタリだと思った時期もある…というのが正直な所でした。

それは、自分の年齢や人生の段階による親への期待やニーズ、理解の変化が原因。



だから、親に対するアタリハズレは簡単には決められない。

そんなに軽く単純なものではない。

ガチャのカプセルの中身はパンドラの箱のごとく、様々な物が詰まっている。

極端なケースを除けば、大多数の方々もそうではないかと思います。




あえて【親ガチャ】という表現を使うとすれば、年齢を重ねて見識が広がる程に、特に親に業に勤しむ程に、私の【親ガチャ】は【当たり】だと実感するようになりました。

様々な要素が絡んでいるし、親子だからこそぶつかる部分はもちろんあります。

あの時、こうだったら人生変わっていたよな~なんて事も沢山あります。



でも結局は、「自分が親に愛されて育った」こと「一生懸命育ててくれた」ことをどれだけ実感できているか。

または「過去を振り返った時に理解するか」。

これに尽きるような気がします。



とにかく、私が今、アラフィフになるまで、ここにこうして健康に生きていること。

愛する宝物達と今を生きていること。

この事実こそ、親が一生懸命育ててくれた証とも言えるのですから。




我が家の環境や私の母としての不甲斐なさを、我が子達がどう判断するのかわかりません。

まして【どんぐり倶楽部】の環境に照らし合わせて何点なのかは検討もつきません。

しかし、母親として決して外してはいけないことだけは分かりました。

それは、子供達がしっかり実感できる愛情を、自分の言葉で・行動で与え続ける事。




子育ては、本当に長距離走ですよね。

その時その時で「アタリだー」とか「ハズレだー」とか言われるのでしょう。

そして、その言葉に右往左往する将来の自分が目に浮かぶ…


そして子供達が大人になった時、アタリだったと思ってもらえれば嬉しいです。

まぁ、ハズレだと思われたとしても結局は私の出来る限りをするしかないのですが…


但し、方向性だけは間違えないようにしたいと思っています。

勘違いの方向に頑張れば、親子共々、頑張る程にハズレに向かって走るようなものですから。