最近、よく考えていることがあります。


それは、私は子供達にどう育って欲しいのだろうかということ。

そして、私の子育ての卒業はいつなのだろうかということ。





今の自分が思う子育て卒業時期は、こんな感じです。


子育ての「プチ 卒業式」は12歳。

小学校を卒業した時。

子供達が中学生になったら、精神的な部分では大人として接しようと思っています。

それは、父が私にしてくれた事でもあります。

親に自分を認めてもらえている嬉しさや、大人の一歩を踏み出した自覚が芽生えた事を覚えています。





子育ての「卒業式」は18歳。

高校を卒業した時。

働いて自活する事ができる、結婚して自分の新しい家族を作る事ができる年齢。

ここからは、自分と同じ大人として対等に付き合っていくつもりです。




ここで、私の子育ては一段落の予定。

ここから先の子供扱いは子供達に失礼だと思うので、「子育て」という言葉に違和感を感じるからです。


そこまでに、自分のペースで成長し、自立・自活へと進んで行って欲しいと思っています。

しっかりと自分の人生を歩んでいけるように。





その時、子供達にどのように成長していて欲しいのか…



ホメオパシー的生活を送りながら、どんぐり子育てを目指す現在。

穏やかで丁寧な時間を過ごさせてあげたいけれど、なんとも理想から遠い現実。

マイノリティな子育ては、王道にはない問題や困難も多い。

葛藤し、悩み、また覚悟して、試行錯誤する日々。

毎日が精一杯で近視眼的になっているのか、子供達の将来の姿は想像すらできていませんでした。




でも、そんな子育てにどっぷり浸りきっているからこそ、心から思います。


どんな風に育ってくれてもいいよって。

自分の思うがままに育ってねと。



私は、子供達が自分らしく生きる土台作りの環境を提供しているだけなのだから。




ただし、どうしても得てほしい能力はあります。


「ありのままの自分を受け入れる力」

「自分の人生を楽しく生き抜く力」

他人と比較する事なく、自分の価値観で自分の人生を謳歌し、自分で自分を評価すること。

実体のない常識や世間様に捕らわれず、自分の思うように生きること。

人生に困難や難題が訪れた時、楽しみながら工夫して乗り越えて行くこと。



私自身が欲しかった、だけど手に入れられなかった能力。

この力があれば、これからの人生で何があっても生きていける。

逆に、どんなに恵まれた能力や環境があっても、この力がなければ幸せを感じることはできない。



私が子供達に獲得してほしいモノ…

それは本当に贅沢で価値のある、なのに誰も盗むことができない、幸せの種なのでした。