塗膜付着力試験とは!? (鉄筋コンクリート造の建物編)
耐久性のある鉄筋コンクリート造の建物でも日頃の雨風・太陽光・熱などの自然要因や人的使用状況などに
より、経年と共に材料の強度や性能に老朽化・劣化が現れます。
特に外壁塗膜の付着不良は、旧塗膜下地のプラスターリシン等のシーラーの浸透しない下地材の未撤去や、
旧塗膜とシーラーや塗膜材が合わない場合に顕著に生じます。
事前に旧塗膜の種別を知ると共に、塗膜の持つべき重要機能である下地との密着が、現状どの程度保たれて
いるかを知る為に「塗膜付着力試験」を行います。
●まず、測定に用いる機器は、1.引張試験器、2.エポキシ樹脂系接着剤、3.アタッチメント です。
●調査方法
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①調査箇所は、東西南北、その建物の規模によって決めます。塗膜の劣化が一様でない場合は、劣化ごとの
ランクごとも測定を行います。
②エポキシ樹脂系接着剤を練り合わせ、鋼製アタッチメントに塗り、壁面に接着します。
③接着剤が硬化するまで、ガムテープで固定します。
④ダイヤモンドカッター又はカッターによりアタッチメント四方に下地に達するまで切り込みを入れます。
⑤引張試験器によりアタッチメントを引っ張り、破断した時点の数値を読み取ります。
⑥破断面を測定し、その記録をとります。
●実際の調査方法(写真)
試験結果:F=4.4kN/16c㎡
試験結果:F=2.9kN/16c㎡
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●考 察
結果、当該建物において塗膜付着力試験は、下記の通りでした。
最大値 2.75 N/m㎡
最小値 1.81 N/m㎡
平均値 2.40 N/m㎡
上記のように塗膜の付着力を測定する事により、塗膜のケレン除去が必要かどうかを測定します。
通常は、塗膜をケレン除去せずにそのまま施工できる目安は、吹付タイル面で0.7 N/m㎡とされています。
試験結果を受けて、塗膜付着力試験の平均値 2.40 N/m㎡と基準値以上の良好な数値でしたが、
目視調査により塗膜の剥離、及び亀甲状のクラックが確認されました。
従って塗り替えに際しては、脆弱塗膜のケレン除去した後の塗装が必要と考えます。
●以上のようにホームテックでは、外壁の状況を詳しく調査し、その既存状況に伴う診断結果をもとに
最適な塗装工事をオススメしています。



















