造作の中でも悩んだのがキッチンカウンターです。

対面式キッチンでカウンターにしたい!
と思っていました。
今の家も対面式でカウンターが付いています。
でも、そのカウンターの前にテーブルを置くと、
カウンターの出っ張りの分だけテーブルが使いにくいんです。
カウンターからテーブルを離して使っても、カウンターとテーブルの間を通りにくい。
なので、カウンターというか、天板はあまり出ていない方がいいなぁと思っていました。
でも、リビングダイニングには収納が少ないので、物を置きたい。
キッチンカウンターの下とかに収納を造ってもらおう。
(間取りの案の1つにキッチンカウンター収納を造る案があり、それだ!と思っていました)
収納の天板は今使っていて、引っ越しても使う予定のダイニングテーブルに高さを合わせて欲しい。
…ここまでは夫婦で話して何となくイメージしていました。

でも、具体的にどんなカウンター収納にすれば良いのかがわかりません。
縁 創建工房さんのたくさんの施工例を見せていただいたのですが「これ!」というのがありません。
ついでにいうと、カウンターの付く腰壁の厚みももったいないと感じていました。
(リビングダイニングがあまり広くないんです)

間取りを詰めていたころに「カウンターのところはニッチみたいにして収納にできませんか?」と聞いた事がありました。
「できますよ」と言っていただきました。

そんなこんなを詰め込んで、造作の宿題が出る直前に、手描きのイメージ図を渡しました。
(いつも以上に分かりにくい絵でした。すみません)

そして、設計さんがそれを図面にしてくれました。
でも、可動棚のイメージが違ったのでなおしてもらうことになりました。

可動棚って、2種類あると思うのですが。
1つは壁に縦金具を付けて、そこに棚を引っ掛けるようにする可動棚(シューズクロークとか)。
もう1つは、左右に壁があって小さな穴に木ネジみたいなのを入れ、可動棚をのせるタイプ(カラーボックスとか)。

私の絵はどちらとも言えない絵で、
設計さんの図面では前者のタイプの可動棚でした。
でも、創建さんにある実物を見せてもらい、後者の方が重さに耐えれることを聞いて、後者のタイプの可動棚がよくなりました。
それで図面を変えてもらいました。

そして、そのキッチンカウンター収納を棟梁さんが造ってくれました!

綺麗ですねー!
シンプルですが、棚板が入ったら収納としても使いやすそうじゃないですか。
腰壁の天板の方には料理やお皿を置いて、リレー方式で運べます。
収納の天板はテーブルにそろえたので、物置としても良いですが、ここで勉強や食事をしても良いと考えています。
そうできるように、ここは奥行きを35cmにしてもらいました。
可動の棚板は4枚用意してもらい、左右真ん中のどこでも使えるようにしてもらいます。


ところが、数日後に問題発覚!
↑の写真の明かりとりの横長の窓の下にはピアノを置く予定です。
家を建てるのならば、夫の実家にあるピアノを持ってこようと、間取りを考える前のオーダーシートへの書き込みからしていました。
そのピアノの横幅と、カウンター収納の端からテラス窓までがちょうど同じか、ピアノが大きいくらいだというのです。(夫調べ)
ピアノって壁や収納にくっ付けて置くわけにいかないので、ピアノの裏がテラス窓の枠から少しはみ出てしまう。。。
樹脂サッシでペアガラスの今の窓は、結露ほぼ無しで、紫外線も通しにくい。そんな性能を信じてこのままいく?
でも、カーテンは?ピアノにかかるの?ピアノの後ろ?
カーテンを留める帯を掛けるやつとかは?
…どうしよう。。。
すでに可動棚もできているようです。
(↓左端の下に棚板が積まれています)

…どうしよう…なんでこんなことに?
ピアノの大きさは、テラス窓の横にコンセントを取り付けるのに下で良いか上が良いかが問題になった時に計っていました。
その時、余裕で入ると思っていたピアノが、それほど余裕がないことがわかりました。
棚から窓枠までという寸法は図面に入っていないので、物差しを当てて夫は何度も確認していました。
(私はピアノが入らないはずがないと思い込んでいたので確認してませんでした)
夫は、この時点でカウンター収納をニッチ状にできると思っていたので、収納のスタート地点が違ったのです。
(設計さんが描いてくれた図面ではすでにニッチにはなっていなかったのですが、気が付いていませんでした。)
そんな思い込みなどでこんなことになったわけです。

ああ、綺麗なキッチンカウンター収納がすでに出来上がっているのに、どうしよう。。。

ーーと、いうところで続きます。