脂肪は筋肉の3倍の体積で、こんなに膨れ上がって見えるんだね。
じゃ、脂肪はどう付けられるのか?
結論から言うと、脂肪を付けるには、先に酒を飲んで、糖質と脂質の多い料理やお菓子をお腹一杯になるまで食べてすぐ寝る。多分これがベストです。この頻度を高めるだけで大成功❗
「内臓脂肪」がついてお腹はぽっこり。
「皮下脂肪」もついて全体が丸みを帯びたフォルムに。
でも、すぐには付きません。
食事から摂取したエネルギーが胃や小腸で消化吸収され、"グルコース"として血中に流れ、第一の貯蔵庫「肝臓」に辿り着きます。そしてここからが運命の別れ道!
肝臓内では・・・
「これどうしよっか?」と肝臓で働く社員が2日間にかけて議論しています。
①「この体、ちょっと代謝良すぎるから筋肉と肝臓に送っておきます?現地スタッフから在庫が足りないからすぐ送ってくれってメール来てるし」このパターンなら筋肉・肝臓に貯蓄される糖エネルギー"グリコーゲン"となり"中性脂肪"になりません。
②「全然動かないんですよこの体!まだまだこんなに残ってるのに、肝臓も筋肉もそんな要らないって断ってきて・・・うわぁぁっー!どうした?!また大量に送られてきました!もう抑えきれません!こうなったらもう」議論の余地なし。溢れたグルコースが"脂肪酸"へと変わり中性脂肪になります。
しかし、①のパターンでも脂肪になることがあります。それは、酒を飲んで脂質と糖質を摂る!
肝臓がアルコール分解に必死になると、関係者お断り状態でそのまま糖質エネルギーが中性脂肪として保存されます。
さぁどうでしょ。
なんとなくイメージできましたか?
脂肪は1日で付くわけじゃなく、追加されるエネルギーが処理しきれなくなって、在庫として残される訳なんです。
でもね、脂肪は大事なもんなんです。
普段、体を動かしたり臓器を動かしたりするのはブドウ糖がその役目を負ってるんだけど、それでも足りないってときに中性脂肪が導入されます。体が冷えないようにもしてくれるし、体を守ろうとしてくれる無くてはならないものなんだね。
人間の体はほんとに良くできていて、無駄にしないようにしてくれるんですよ。
でも、糖質や脂質を摂りすぎて「脂肪肝」に。さらに、コレステロール値が高くなりすぎて血管内はドロドロに。中性脂肪が固まって動脈硬化も引き起こします。
じゃ、脂肪はどしたら使われる?
とにかく無駄に動くこと
じっとせずに大きな筋肉を動かせばその分エネルギーを使います。腹減ってる時に動けば、「グリコーゲンが足りなくなる!脂肪のみなさん、出番ですよー!」ってなります。
筋肉を付けるとさらに絶大な効果が!!!
ごはんは腹八分目に
パンパンになるまで食ったら、肝臓の社員がキレます。
たんぱく質を意識して摂るべし
必ず不足するのは必須アミノ酸です。肌や髪の毛、爪、筋肉と様々なところで活躍します。
アミノ酸濃度が低下しているときに運動すると、筋肉を分解してエネルギーを作る糖新生が起こって代謝悪くなるから要注意。
ビタミンB2を摂ろう
中性脂肪を、遊離脂肪酸とグリセロールに分解してエネルギーとして使いやすくしてくれます。脂肪の燃焼効果アップ!
オメガ3脂肪酸を摂ろう
悪玉コレステロールが減り、血液の循環が良くなります。生活習慣病予防にも、糖尿病対策にも。
水をコツコツ飲もう
血液が増え、体に栄養素を運びやすくしてくれます。さらに代謝もアップ!とにかく必須!
俺と運動する(小声)
変な意味はありません。
めっちゃ簡単に説明したけど、ほんとはもっともっと深いです。糖質と脂質とたんぱく質についてもまだまだ説明してないけど、まずは、
体に筋肉を付けてわざと重くして、消費エネルギーを増やすこと。
そのために、たんぱく質を体重×1.5g以上を摂るようにして筋肉の素材とし、食っても太らない体作りをすること。
これが近道です!
そして最後に、これを見せてお別れです。
どっちが痩せて見えるかな?
ちなみに俺は、左の方が好きです