このところの寒波の影響で

気温がとても低い日が続いています

 

1月ももう残り少なくなりましたが

2月の寒さを経て少しずつ春に向かう感覚ですね

 

この季節の朝の冷気にあたると

 

長男を出産した頃のことをいつも思い出します




もう30数年前のことですが

その時は 東京の実家での里帰り出産で

まだ若かった両親があれこれと

世話を焼いてくれるものの

 

それでも 

寒い1月の夜中の新生児の世話は震える想いで

快復しきらない自分の身体と慢性的な寝不足で

今でいう「産後ブルー」に何度も陥りました

 

「3時間続けて眠ることが憧れ」

 

出産後の「母」の誰もが経験する

このささやかな「憧れ」の実現までに

しばらく時間がかかることは

 

「母のあたりまえ」として 

 

それから30数年たった今も

多くの「母」が強いられている負荷です

 

 




その時の長男は今 2人の子供の父となり

夫婦で一生懸命に 子育て中

 

昨日は 娘(世間で言う息子のお嫁さん)から

すやすや眠る可愛い写真が送られてきました

 

「人見知りもだいぶ落ち着いてきたようです

 寝ている時も抱っこしていないと泣くので

 今夜も私の腕の中です

 可愛いから許せますけど」

 

とのメッセージも、、、

 



大好きで大好きでたまらないお母さんが

この世界のすべて

 

今 この「おさな子の世界のすべて」なのです

 

昼も夜もどんな時もそばにいて

それでも日常の家事をし

上の子の世話もし 

夜も離れれば泣いてしまうのでまた抱っこ

 



お母さんは365日 

フルタイム&夜勤



そんな生活をしている「母」である娘

 


ご飯は食べている?

眠れている?

休めている?

 

そう想うばかりで 

何の手助けもしてあげられません

このコロナ禍が 

物理的な距離を作り出してきたこの3年

 

ただただ 健やかなることを祈るばかり

そして「おさな子」の世界が広がることを願うばかり

 

心で応援することしかできない

そう思い続けた 

ご家族の方も多いことと思います 

 

 

 


日頃から このブログで

政治的な話をすることはありませんし

声高に批判をすることもありませんが

 

この度

岸田首相がおっしゃっている

「賃金上昇に向け 産休・育休中の学び直しを

 後押しする」という発表には

 

批判以前に 言葉がありません

 

 


悲しさ 哀しさの源は

 

命を育むこと・人への

尊敬と敬意と

 

多様な子育てへの共感力

 

を感じないこと

 

 


先日の おむつ持ち帰り問題もそうですが


 

立案される方々は「視察」などではなく

「体験・体感」されてみては いかがなものか

 

と 子育てをされている親御さんの

お手伝いをさせていただいている教育施設の

一員として 心から思う次第です

 

 

 

「子育て支援」てなんだろう

 

政府は「産んでも すぐ預けて すぐ働こう」と

すすめています

 

早起きして支度をして

洗濯して干して

ご飯を食べさせて 沢山の荷物を持って

お子さんを預けに行って 職場に行って

仕事して 迎えに行って 帰って

洗濯ものしまって 畳んで

お風呂に入れて ご飯を食べさせて

寝かせて、、、次の朝が来てまた繰り返し

 

希望する保育園に入れないこともあったり

2箇所の保育園に預けにいくこともしばしば

こどもは 

熱を出すし 咳もするし お腹もこわすし

その度に 呼び戻されて 職場で頭を下げて、、、

 


これ

体験してみて欲しい

 

この負荷の様々を

 

きめ細かく丁寧に 解決して

サポートすることが 

 

「本当の子育て支援策」の基本になるのでは?

 

 

「産休」

「育休」は 休暇ではありません


 もちろん

その間に 喜びもある 愛もある 

それは楽しく豊かな時間でもあります


けれど

「制度」としてその間に合間をぬって

学び直せるだろう、、というその発想


どう?

どうですか?

 

 

あきれているだけではだめ

 

では どうしたら?と思ったので

 

取り急ぎ

あえて ブログに書いてみました


画像はお借りしました