快晴の昨日から一転

今朝は冷たい雨が降って

 

また少し 

秋が歩みを進めたような朝でした

 

週末の土曜日に

私が所属している

現代書道研究所主催の

「日本書展」の展示があり

 

昨日からオープンしました

 

今週は 水曜日木曜日と土曜日も

展覧会場に出向きますので

こども園を留守に致しますが

 

秋の上野に集結した作品の数々から 

私もエネルギーを

いただく1週間にしたいと思っております




 

展覧会のことは様子はこちらから

ご覧いただけます



 




さて

先日のこと

 

私を幼児教育に中でも

「字を書くこと」に

 

まつわるご質問を承りました

 

ご質問の趣旨は

 

「字が上手な子に育てたいので

 いつから鉛筆で字を書かせれば良いか知りたい」

 

ということです

 

その方のお子様は2歳半とのこと

 

 

お母さまも字を書くのがお好きだそうで

お子さまにも「きれいな字」を

身につけて欲しいから

 

という熱心なお子持ちが

伝わって来ます

 

 

その想いを受け取って

お母さまには 

こんな質問をさせていただきました

(お目にかかったのは

 お母さまだけで

 その場所にお子さまはいらっしゃいませんでした)

 

 

おうちの中でなにか

「お手伝い」のようなことを

お子さまにさせることがありますか?

 

けして質問をはぐらかす気持ちは

ありませんが すこし驚かれたようで

 

「また小さいので

 家のことは 私がしていて

 手伝いはさせていません」とのお答え

 

まだ2歳半ですから

毎日の暮らしの中でしっかりと

お世話していらっしゃるのだと思います

 

「鉛筆を持つ時には

 指や手の力やコントロールが

 必要なので

 まずは 手指や体を使うことを

 されてみてはいかがでしょう」

 

「たとえば

 洗濯した小さなハンカチからはじめて

 タオルをたたむ」お手伝いや

 

「ビニール袋に入れた

 ゆでたジャガイモをつぶす」お手伝いや

 

 みかんやバナナは

 むいてあげるのではなく

 自分で皮を剥かせてから 食べるようにしたり

 

そんな話しをしているうちに

 



すこし緊張ぎみに

私の前に立っていらしたお母さまの

頬がゆるんでいます

 

「え?そのようなことが

 字を書くことに

 つながるのですか?」

 

少し思い詰めたようなお顔が

もうすっかり 笑顔です

 

 

それからは

 

お小さい時から

手指だけでなく 体も動かす習慣を

作ることで バランス感覚が養えることを

 

「お手伝いしてね」という

 

お母さまのお声がけで

たくさん出来ることが増えたり

 

それによって

 

手指の眠っている感覚が目覚めて

自由に使える感覚が育まれたり

 

手指や体の筋肉が発達して

連動がスムーズになったり 

 

という 効果が生まれて来ます

 

 

大人でも 利き手ではない方で

細かい作業がしにくいとの同じ感覚で

 

手指の神経も筋肉も

未発達の段階で鉛筆を持たせても

まだ使いませんね

 

そんなお話をさせていただきました

 

 

お母さまもすっかり

リラックスされたようです

 

私もリラックスして

テレビを見ながらでも

お母さまがお子さまの手指を

マッサージしてあげるのも

とっても温かくて安心感もあって

ほぐれて良いものですよ〜

 

とも お話ししました

 

 

「早くしっかりした字を書かせたい」

「上手になって欲しい」も親心

 

ですから ですから

 

そこは あえて急がずに

 

「眠っている手指の感覚を

 目覚めさせてる」

 

から おはじめになりませんか?

 

ゆっくり

ゆっくり

 

大丈夫です☺︎



こんなことも効果的💓