急激に季節が進んでいる感覚の今年の秋

 

先週、今週と数日

 

上野の東京都美術館で開催されている

「日本書展」の仕事で 

 

こども園を留守にしております



 

秋の上野は まさに芸術の秋 

話題となっている 「ゴッホ展」が行われている

同じ 美術館内で開催されている「日本書展」は

今日 10月22日が最終日となりました

 


本日

「同人会員の作品紹介」として動画が

公開されましたので お時間が許すようでしたら

ご覧くださいませ


第43回日本書展 展示会場風景 同人会員リンクyoutu.be




 

 

今回の展覧会では 

 

86歳にして 現役の美容研究家でいらっしゃる

小林照子先生のご著書

「これはしない あれはする」の中から

 

心に響いた言葉を 

小林先生のご了承をいただいて 

作品にして 発表しました



これはしない、あれはする https://www.amazon.co.jp/dp/4763136720/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_BFN1XVTYY0E2HP9KZP1J





 

作品制作で 一番大切にしたことは

 

「言葉を伝えること」

「読みやすいこと」

 

私が 長年取り組んでいる「文字」を書く仕事

 

その「文字」は

 

「言葉を伝える 道具」です

 

 

私にこの言葉を教えてくださったのは

 

尊敬してやまない師匠、中島司有先生です

 

司有先生は 天皇様の祐筆として

謹厳実直で正確無比な楷書を書かれる一方で

 

「書は読めなくてはいけない

 言葉を伝える道具なのだから」と

 

言葉にふさわしい表現方法を常に研究され

素材や色彩、立体などの作品を沢山発表されました

その作品を拝見し 言葉の世界に惹かれ

何度も涙したことで 

それまでの書の概念が変わりました

 

この お教えが いつも私の心の中に在るのです

 

 



小林照子先生のご著書は

4年ほど前に 書かれたものですが

 

昨年 コロナ禍にあって 

不安や 行先が見えない閉塞感を抱えていた時

再読し また 再読し

 

心の中の炎を消さない限り 

きっと また 歩み出せる

 

そう 思いなおして 

園児の皆さん 教職員を 守るという

大変重要な ミッションに向き合うことができました

 


今 SNSでの「匿名の言葉」に

多くの方が翻弄されたり 

傷ついている時代にあって

 

「誰が言ったのか」という事に

言葉の価値を 感じます

 

 

その意味で 照子先生ご自身が

歩んでこられた 歴史と

未来への希望が 綴られた 言葉に

ご来場くださった お客様が 足を止めて

写真を撮っていてくださる場面にも遭遇したのは

 

嬉しい事でした


そして

小林照子先生がお越しになり

ご紹介くださった事の感激は

言葉にする事ができません、、(T . T)








いきどどかない筆ではありますが

 

こちらに 画像で紹介します












 

今 何歳代を生きていらっしゃいますか?

 

どの年代にも 苦悩も 喜びも 価値もありますね

 

こども園での仕事を

大切にしながら 字書きとしても

 

心の中の炎を消す事なく

 

この先の年代を楽しみに迎えたいと思います

 

世の光となれるまで(笑)