『ジェイン・エア』、この前店番しながら昔の研究社英文学叢書の当該の巻、昭和3年に出た注釈付き原本ですが、これの解説をつらつら読んでました。注釈を付けたのは岡田みつさんという東京女子高等師範の先生、今のお茶大ですね、彼女のこの作品に対する情熱にほだされました。留学先の米国で読んですっかり心酔したということが縷々語られているんですが、あの時代に女性の身で米国留学も凄いし、これだけの仕事(注釈ね)をなさったのは単純に賞賛に値するなと。それで本文も少し読み始めたんですけど、何せ長い。家にあったペンギン版はこんな感じです。

本文592ページ。さすがにこれ読み始めたら仕事にならないので、少し時間に余裕ができてからにします。
19世紀のイギリス小説は大体こんな分量、3-dekker novelと言って3巻本で出るのが一般的だったんです。小説は今のツタヤやゲオみたいな有料の図書館にレンタル料を払って借りて読むものだったんですね。出版社は1巻目を流通させて、その利益で2巻目以降を作った。形式が内容を規定するという好例です。ポピュラー音楽だって、SPレコードが片面約3分しか入らなかったから1曲の時間が大体そんな感じになったんですよ。基本的には今でもあまり変わらないですよね。
何が言いたいかというと、小説でも音楽でも、まず形からということが一般に思われてるよりも重要だということ。五五七二三二〇だって、最初は見よう見まねでいいんです。続けて行けばきっと素晴らしいものになるはずです。いよいよ明日デビューということですが、新宿あたりで何かやらかすんだろうか? これがどうもそんなことを匂わす暗号らしいけど……

と思ったら、21日はお台場でこんなのがあるんですね。
★

★
21日は土曜日だけど書店は休みなので(その代わり明日の金曜日に出勤)行こうと思えば行けるんだけど、まあ家で翻訳仕事だな。この催しは現場の険しさしか感じられない。春休みのお台場ですよ。あ、これは情報戦でも何でもなく、本心から書いてますからね。間違っても徹夜なんてしないよ、いやホント(笑)。