エビ中2ndアルバム『金八』(続) | 霽月日乗・ホーマーEのブログ

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個人の備忘録です。

昨日に引き続き、『金八』の収録曲について。

その前に、もう2年以上経ちますが、『絶盤ベスト』が出たとき、新録された「約束」を聴いて、特に彩ちゃんの歌唱が「歌」になったなと感じたことがありました。ちょうどその頃の彼女はフリーライブの自己紹介で攻めるアレンジを試みたりして、仮契約、ロックリーの各ツアーではとかく引っ込みがちだったのが一皮剥けた印象、やっぱりこの年頃の子は階段状に急に伸びるんだなと実感しました。あくまで聴衆としての判断ですが。

今回のアルバムのなかで、上と同じようなことを感じたのが「ちちんぷい」。これ、彩ちゃんだけじゃなく、みんな八門遁甲ぜんぶ開くくらいの勢いで歌ってるでしょ。声がものすごく気持ちよく出てる。歌唱という点では突き抜けた感があります。リミッターの外れ具合は「ジャピャ~ン」以上かな。とうとう本気出してきましたね。瑞々しいまでのエネルギーの放出。これはライブで、現場で早く聴いてみたい。人を元気づける音楽というのはこういうのを指します。個人的にこのところ気鬱な日々を送っていましたが、彼女らのおかげでまた生きる希望が湧いてきました。

「キングオブ学芸会のテーマ~Nu Skool Teenage Riot~」も開放感抜群、「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」以来の「壊れ曲」。なんだかんだ言っても、これまでのエビの曲って結構整ってる印象、MXみたいにひたすら荒ぶる曲ってあんまりなかったでしょ。それはそれでいいんですけど、たまには思い切ったことをやって欲しいと思ってました。直近のシングル2枚はいずれも秀作でしたが、どこか手探りなところがあった。メンバーが変わったから無理もありませんが、もっと羽目を外して欲しかったのも事実、でもこの曲を聴いて溜飲が下がりました。やっぱり彼女らは凄いです。始業のベルのモチーフから始まり、禍々しいリズムトラックに和旋律、サブタイトル通り全編に破壊、逸脱の意思がみなぎっている。「反抗!!!!!」最高です。

僕の第一印象としては、彼女らのいま持てる魅力と実力を最大限引き出しているという観点から、この2曲がアルバムの白眉。しかしながら、他の曲も決して劣っているわけではない。魅力のベクトルが違うだけです。
(明日以降につづく。)

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CD+BD初回限定盤の歌詞カードのこの無意味な、それでいて祝祭感に溢れた写真、素晴らしいです。やっぱりこれですよエビ中は。