思えば僕も今までいろいろなことがら、たとえば野球、柔道、ラグビー、リコーダー、古楽器、能楽、自転車、中古レコード、黒人音楽、即興音楽、オペラ、バレエ、サルスエラ、弦楽、銀塩カメラ、怪奇小説、推理小説、時代小説、西部劇、黄表紙、洒落本、外国の詩、鉄道模型製作、サーカス、オーディオ、そしてアイドル……などに夢中になって今まで生きてきましたが、ここに挙げたどの分野についても、聞きかじりの域を出ない、中途半端な状態のまま停滞あるいは頓挫しています。要するに飽きっぽいんですね。どれもこれも、大体3年すると熱が覚めて、次の面白いことを見つけてそちらの方に移る、これの繰り返しのようです。洋古書の蒐集と小説の翻訳、音楽についての評論(というか、感想)などについては、一応本職として選んだことですので細々と続けてますが、これらにしても達者な先輩がたくさんいますし、そこで特に抜きん出てやろうとかいう野望は持ち合わせてません。そういう性質の職種でもありませんからね。欲を言えば、もう少し儲かれば助かるんですけど……まあ仕事があるだけマシと考えねば。
震災の前後からハマり出した女の子グループアイドル推しもすでに3年以上経ちました。僕のサイクルからするとそろそろ飽きる頃合です。特にこの2年半はエビ中に心を奪われてきましたが、これから先、どうなりますか、こればかりはわかりません。飽き、というのは僕の場合、ある朝目覚めると憑きものが落ちたように全く興味がなくなるんです。だから最近、目覚めるのがちょっと怖い。まあでも、喩えとして妥当かどうかはわかりませんが、「死」というものもそういう形で万人に訪れるわけですから、その日が来たら潔く受け入れるしかない。アイドル現場を離れることを「他界」すると称しますが、言い得て妙ですね。
幸い?今朝はまだ他界の徴候は見られないようです。
