私はサロネーゼである前に元々
サロンへ通うことが好きな一生徒。
今でも他のお教室へ伺うことがあります。
職業を知られると質問攻めに合うので
なるべく静かーにしているのですが、
そもそも先生が友達か、
友達の友達まで広げたら
サロネーゼ界はみんな友達かもしれない…。
そうすると初めましての方から、
片付けたい、片づけられないとう類の
質問攻めに合い、
”私のレッスン？”
という状態に陥り、ちょっと困っています。
そこで今までに意識的に
整理収納に取り組んで来なかった人から
決まって聞かれることがいくつかあります。
「私、捨てられないんですけど
どうしたら片づきますか？」
捨てられないんですけど、
と、予防線を張って来る人が非常に多い。
それは、
捨てるしかないと
分かっているからではないでしょうか？
「美香さんは要らないと思ったら
何でもすぐに捨てちゃうんですか？」
→これは当然のこととして
日常的に行っています
が、その前に不要な物を家に入れないから
捨てなくちゃ！と思って
生活をしているわけではないのです。
不要なものだらけなのだから
捨てるという行為が出てくる。
仕方のないことではありませんか？
私はお客様のお宅へ行って
こんなもの要らないから捨てなさいと
指示したことはありません。
最初はまるで私に勝手に
捨てられちゃうんじゃないか…
って思われているみたいで残念です。
その人がどういう理由でそれを持ち
日常的にどのような使い方をして、
またそれと同等のものはないのか？
どれほどの愛着があるのかなど
たくさんの質問を投げかけます。
そのお客様の返答を伺って、
「その用途はこれで出来ていますね」
「その使い方は、(別の）こちらの方が楽ですね」
などの気づきを与えて、
捨てるか捨てないかの判断は
お客様に委ねています。
「捨てられないけど」
と前置きを付ける人は
そんな風に物と向き合っていないと思います。
捨てられないけど片づけたい
これは、
痩せたいな～
と思っているだけの人と同じです。
女性の大半は痩せたいと思っていますよね。
少なくとも私の周りは９９％がそうです。
神社に行って痩せますように、と
願って痩せられますか？
痩せたいのは気持ちだけで、
３食しっかり美味しく食べて
おやつに甘いものを欠かさず
夕食後のリラックスタイムに
アイスを食べるのが習慣。
それにプラスして、私のように
たくさんお酒を飲んでいたら（←反省）
痩せるわけがないのは
誰にだって分かります。
私はアイスを食べたりはしなかったけど
甘い物よりお酒を選び
１０年近く前に甘いものは
私の人生の中から捨てました。
もう私には甘いものを食べるという
習慣が全くなくなりました。
それでも気をつけないとすぐに太りますし、
痩せはしません。
収納とは管理すること。
常々私は言い続けています。
ダイエットと非常によく似ていると思うのは
ダイエットは自分の体の状態を
管理することだからです。
捨てられないと言う人は
ご自分の家にあるものを
管理出来ているのでしょうか？
管理した上で、箱である家の
適正量に整えた生活をしているのでしょうか？
私に最初に書いた質問を投げてくる人は、
捨てなくたってこんな片付け方がありますよ～
という甘く優しい答えを望んでいらっしゃるのでしょう。
申し訳ありませんが
私は一見優しそうに聞こえて
その人のためにはならない答えを
例え初めて会った人にでも出しません。
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