〜医術のオルガノン〜 §3 | TAKAKOのブログ

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クラシカルホメオパシーとシュタイナーを勉強しています。




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医者はいろいろな病気に関して、つまり、それぞれ独立の症例すべてにおいて、治療すべきものを明確に知覚すべきである。同時に、様々な薬に関して、つまり、それぞれ独立の薬すべてについて、どのような治療作用があるかを明確に知覚すべきである。そして、患者が確実に回復するように、明確に定義された基本原則に則って、様々な薬の治療作用に関して知覚していることを、患者について疑いなく異常であると発見したことへ適応する方法を知っているべきである。さらに、もっとも適切な特定の薬の妥協性に関しても、様々な薬の治療作用に関して知覚していることを、薬の作用形態に則って、医者が前にしている患者に適応する方法を知っているべきである。また、薬に関して厳格な製法と必要な量に関しても、そして、投薬を反復する適切な期間に関しても、知っているべきである。そして、最後に、それぞれの臨床においてどのようなことが回復の障害となるかについて知っており、永久的な治療を実践するために、それらの障害を消去する方法を認知しているべきである。これらの条件を満たすことができれば、医者は正しい判断に基づいて理論的に治療を施す方法を理解しており、ヒーリング・アート(訳注:治療の芸術)の真の実践家であると言える。




ホメオパシー医学哲学講義 

ジェームズ・タイラーケント著 

松本丈二・永松昌泰訳 

緑風出版より