それは突然やってきた。
左右から腕をつかまれ振り返ると
そこには ¨憂鬱¨と¨寂しさ¨が。
やつらはやれやれと言うと
「逃げても居場所なんてすぐわかるさ」とタバコをふかし始める。
「なんだって僕らは君の一部なんだからね」
そしてやつらは
わたしの布団に一緒に潜り込み、
朝になるまで、もしくは
しばらくの間わたしを捕まえては
離してくれない。
こんな夜はふたりに
とくに話しかけられる。
「やめて!」
わたしは手を耳に当て叫ぶ。
「いいじゃないか楽しくいこうぜ」
わたしのことばを無視し
そう言ったのは¨憂鬱¨だった。
¨憂鬱¨は布団から出て楽しそうにまた
タバコをふかしはじめた。
煙が部屋に充満してくる。
¨寂しさ¨は布団の中のわたしに絡みつき
しばらくは離してくれそうもない。。。
わたしはあきらめて
ふたりと朝まで
過ごすことにした。
今日はいつもと違う
長い夜になりそうだ。