「ほめる」を手話で | 福元直子の「ちょっと元気になるブログ」

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研修講師・フリーランスアナウンサー福元直子が
仕事や暮らしの中で日々出会う
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読む人も書く人もちょっとだけ元気になるブログです。

土曜日はリビングのほめる達人講座を終えて企業研修へ。

NPO法人「デフネットワークかごしま」のスタッフの方々へ

「ほめる達人」をお伝えしてきました。

 

デフネットワークかごしまは、ろう児・ろう者の支援を行っています。

ほめ達の企業研修を以前聞いた知り合いの手話通訳者が、

「ほめ達の話をぜひスタッフの方に聞いてほしい!」とご紹介くださいました。

 

集まった15人ほどのスタッフや監事の方々、半数はろう者の方々で私には手話通訳がついてくださいます。

この日の手話通訳の方は、事前打ち合わせでの私のつたない質問にもにこやかに答えてくださり、さらにろう者の方々へ伝える際のポイントやアドバイスをわかりやすく解説してくれるという(しかも美人!!)もうこれ以上ない素晴らしいサポートに恵まれました。

 

 


ろう者の方々は、当然しゃべっている私ではなく、隣の通訳の方を見ますから、

普段の研修や講演より、参加者の方と目が合う頻度は多くありません。

それでも心から興味を持って聞いてくださっているのがどんどん伝わってきました。

 

真剣な表情で食い入るように手話を見て、大きくうなずいたり、首をかしげたり。

次の瞬間には隣の人と話してぱあっと笑う。

時々は私以外の皆さんで盛り上がったり(笑)と、

日ごろの職場の楽しさ、チームワークの良さが伝わる会場の雰囲気は、それは温かいものでした。

 

 

「ほめる」という手話は立てた親指をもう片方の手のひらで「よしよし」と撫でるように、円を描いて動かします。

「何だか『大丈夫、応援してるよ!』と励ましているみたい♪素敵な手話ですね」というと、

「この時、片方の手のひらを左右や前後に動かすとほめる、ではなく『おだてる、おべんちゃら』と全く違う意味になります。表情と手の動きには注意です!」と教えてくださいました。



これって…実際にほめるのも同じ!

 

しっかり相手と向き合い、その上で見つけた価値を伝えるのが「ほめる」。

相手を見ずに適当に言う、また、表情や仕草がおざなりだとそれは全く違った伝わり方をしてしまう。


手話もほめるも、伝えたいという思いがあってこそ届くのだと共通点を発見し、嬉しくなりました♪

 

ありがとうございました!!

 

デフネットかごしま

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