NAOです
時計のバイイングは面白い。
全く正解がわからないから。
アンティークの時計専門店を経営するとなれば、価格のバランス（松竹梅）を考えて揃え、
目玉となるような希少価値の高い時計を常時揃えて、
競合に負けないように値付けをしていく。
HOMEDICTはもうアンティークの時計を提案するようになって9年ほど経つ。
お店が今年で10年目。
いわばお店と共に歩んできた商品と言える。
もちろん最初から独自の仕入れルートを確保する事など出来ないため、
少しずつ少しずつ、HOMEDICTにしかやれないやり方を考えてアンティークの時計と向き合ってきました。
ROLEX
OMEGA
TUDOR
IWC
BREITLING
LONGINES
といった様々な時計ブランドを展開してきました。
もちろんROLEXは多くのバイヤーが仕入れを熱望するし、
OMEGAの知名度は抜群。
TUDORに関しては、やはり玄人からの支持が強くあります。
いい時計を数多く知ることで、
時計と言う存在自体の素晴らしさにも気が付きました。
アンティークの機械式時計を知ることによって、
Gショックやスウォッチといった存在もそれまた好きになりました。
だから、HOMEDICTのお客様にはスペシャルアンティークをお求め頂いた際に、
クオーツの時計を馬鹿にしないで欲しいと伝えるし、
スポーツウォッチの魅力も見逃してほしくないと話します。
APPLE WATCHももちろん賛成派です。
ここから本題です。
悔しいくらいかっこいい時計に出会って、
けれどもその時計は認知度がほとんどない場合はどうするか。
HOMEDICTのルールは間違いなく、こうした存在は見逃しません。
そうしたマニアックな時計こそ愛してくれるお客様がいて、
素晴らしい味付けをしてくれるのが頭に浮かぶからです。
このSWISS MADEの時計はWEST END WATCH CO.
今も現存するメーカーなのですが、もちろん国内に旗艦店などはなく知っている人はそういません。
このやや小ぶりなフェイスに
ブルースティール(青針）スモセコといいなんだか心をくすぐるディティールです。
1960年代の手巻き式の時計です。
バンドは超がつくほど極厚なブライドルレザーで製作しました。
名高いブランドの名盤もいいけれど、
この時計は俺のものだ！と堂々と育ててくれるオーナーさんの元に旅立って欲しいと思います！
憧れていた時計を手にする事も大正解。
まったく知る由も無かったが、なぜだか出会ってしまった最高の時計を心底愛する事も私たちは大正解だと思っています！
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