今回は 壁/天井設置物への拘り に関してです。
エアコン/照明等の意思を持って設置するものではなく、家を建てる際、あまり気に掛ける事無く設置される(されてしまう)ような
・ 給気口
・ 排気口
・ 火災報知器
・ セコム
等
に関して記載したいと思います。
部屋の細かなデザインを気にされる方にとっては重要な事だと思います。
これらは図面に記載されるのですが、内観パースに出ないパーツもあります。それぞれのデザイン/色/大きさを事前に確認しておいて、設置の詳細位置をパース上でイメージして決めておいた方が良いと思います。
下記は我が家(住友林業)での例となりますが、他のメーカーの場合も同じようなもの±αが設置されると思います。
<給気レジスター>
これは外の空気を吸い込むための給気口で、外壁に接する壁に付きます。
形状は四角で、そこそこ大きいです。(縦160mm×横140mm×厚さ30mm)
縦に2個配置されたり、1個だったりします。
(室内 給気レジスター)
この位置は設計上、決まる事になりますが、気になるところに設置されてしまう場合は設計士さんに再検討してもらうのが良いと思います。
この給気レジスターは外と直結され、反対側の外壁にも給気口が出てくるので、外観の立面図でも配置バランスを確認しておく事をお勧めします。
(屋外 給気口)
雨だれ対策、されてますね。
<排気グリル>
これは室内の空気を外に排気するための口で、天井に設置され、グリル形状は丸型となります。(Φ130mm)
(排気グリル)
配置候補としては、
・ 違和感のない場所
・ コーブ照明(天井を照らす照明)等の光が当たらない場所
・ ダウンライトが近くにあればそのライン上
等が良いと思います。
数箇所の排気グリルからの空気を1つに集約して外に放出する事になるので、外壁にも何箇所か排気口が出る事になります。そのため、給気口同様に、外観の立面図上でも位置確認ですね。キッチンの換気口は独立して外壁側に出るのでこれも確認です。
<火災報知器>
これは各部屋に設置されると思います。
今の火災報知器、結構小さくなっていますが、厚みはそこそこあります。(Φ90mm、厚さ40mm)
形状は丸型で、天井ではなく壁にも設置可能なので、どちらが良いかを排気グリル同様に検討して配置すれば良いと思います。これは配線等はないので場所は柔軟に選べます。
(火災報知器)
(ダウンライトラインに合わせた設置)
<スイッチ/コンセント>
コンセント位置に関しては皆さん悩んで決められているかと思います。
コンセントに関しては
でも紹介しています。
スイッチ位置に関しては、個室のドアを開けてどちら側にスイッチがある方が良いのか、部屋に入ったときをイメージして何処がしっくりくるかをシミュレーションして決めました。
アクセントクロスやタイルの上に付ける必要がある場合は、プレートの色や位置は注意しておいた方が良いと思います。
<インターフォンモニター/給湯器コントローラー>
これらは結構大きく厚みもあるので、数センチ程度でも壁を凹ませてニッチにして納めると良いと思います。
<セコム>
セコム等に入る場合は何処にどの位のサイズの機器(センサー/中継器等)が設置されるのかは設計時点で細かく確認しておいた方が良いと思います。センサー設置は、竣工当日に立ち会って決める事になります。
我が家も設計時、図面上で位置は決めておいたのですが、竣工の立ち会いで「やっぱりこの位置だと目立つな、、、」となり、上の方が良い?下の方が良い?少し迷いました。何とか目立たない位置に設置はできましたが、事前にパース上で(窓/壁/天井)確認しておいた方が良いと思います。
屋外の外壁にもオレンジの目立つランプが設置されるので、何処に配置するかも決めておく必要があります。これは異常を伝えるためのランプなので、外から帰宅して玄関に入るまでの間に確認できる場所に設置する必要があります。
あと、セコムのコントローラーが、かなり大きいのです。。。
今、セコムのWEBで確認すると小さいタイプもあるようですね。。。
当時は1種類のみだった?のか、大きさが2種類ある事は提案されず、そんなに大きなものだとは思いもせず、設置箇所は見えない場所で、ニッチだったので、あまり気にしていませんでしたが、とにかく大きさ/厚みが想像以上に大きかったのです。。。(300mm×240mm×60mm)
何故こんなに大きい???
ニッチに納める場合(に限らずですが)、配置するもののサイズを調べた上でバランス良く配置した方が良いですね。我が家の場合、センター合わせなら良いだろうと考えていたのですが、それぞれの大きさがバラバラ。
図面ではこんな感じ。
(図面での表現)
実際は
(実際)
セコムとにかくデカいです。。。
これは図面ではわからない。。。
センター合わせより縁に合わせた方が良いですね。配置検討はもっと入念に行うべきでした。
見えるところに配置されるのだったら相当考えたのですが、見えないところなので油断しました。
<その他>
天井点検口は各階、1〜2ヶ所付くと思います。これは、収納内やパントリー内等、配置しておけば良いですね。(床下点検口も同様)
(天井点検口)
我が家の一番の後悔ポイントになっている 分電盤
もありますね。。。
以上が、室内で 壁/天井に設置される(されてしまう)もの となります。
<外壁(屋外)に設置されるもの>
室内ではなく屋外の外壁(付近)に設置されるものとしては、
給気口(↑)
排気口(↑)
換気扇口
ガス点検メーター
電気点検メーター
屋外コンセント
引き込み線(電気/光ケーブル等)
給湯器等
エアコン室外機/配管
雨樋(竪樋)
水栓
等々あります。
これらに関しても、
・ 外観を阻害しないところに配置(可能な限りメインでない壁側に)
・ 何かとラインを揃えて配置
・ 隣接の家に迷惑にならない配置
とうような視点で配置を確認しておいた方が良いかもしれません。
以上が 壁/天井設置されるもので気にしたポイント となります。
細かな見た目を気にされる方は一度確認しておいた方が良いかと思います。
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