今日は 2F階段ホールへの拘り に関してです。
我が家は2Fリビングとなっています。
というのは初めて書いたかもしれません。
玄関から広めの玄関ホールを通って、吹き抜けの鉄骨階段を上がり、2Fのホールを経由して、2Fリビングへ、というストーリーの中で、この2Fホールという空間をどう創るかも悩みました。
ストーリー
玄関ポーチ → 玄関 → 玄関ホール/階段 → 2Fホール(今回) → リビング → 、、、、
<ホールの広さ>
全体的な流れの中で、この 2Fホールのスケール感 も重要と考えていました。
当初の間取りでは、この場所は1帖程の空間だったのですが、階段を上がってきたときの事をイメージしてみると、1帖というのはやはり違和感があり、もう少しスケール感を出す事が必要だと感じていました。ただ、他の間取りとの兼ね合いもあるので、バランス調整が必要でしたが、最終的にはホールとして3帖弱のスペースを確保する事ができました。
天井高を2700mmと少し高めにする事で、高さ方向へも広がりを持たせ、吹き抜けとのギャップも感じず、全体の流れの中で違和感なく繋がるようにしました。
(2Fホール)
<窓>
2Fホールの窓の役割としては、プライバシーを確保しつつ透明ガラスで可能な限り彩光を取る でした。
どの位置に、どの位のサイズで、どのような種類の窓を付けるか、これも相当悩みました。
隣の家が既に建っていたら良かったのですが、まだ建っておらず、どんな家が建つかも想像しつつの設計となりました。
家のパターンをいろいろ想定して、これだったら大丈夫であろうという窓を設計しました。
理想としては、窓を横一連に繋げて綺麗に納めたかったのですが、家の強度的に間に太い柱が必要という事で少し窓が分断された形とはなりました。
(2Fホール窓)
2Fホールは空気の溜まりでがきるので、小さな片引き窓を設けました。風を通すだけであれば大きな開口は不要で、この窓を少し開けただけでも気持ち良く風が通り抜けます。
その他は全てFIX窓にしています。
窓の拭き掃除は、この片引き窓から少し身を乗り出して必死に頑張る感じです。
今は隣の家も建っていますが、通常の2階建てだったので、家の中も全く見えることなく想定通りでした。身長180cm位の目線でも屋根が少し見える程度で、ほぼ空しか見えません!
(窓からの景色)
2Fホールの天井にレッドシダーを貼ったら軒との繋がり感も増して良いと考えていたのですが、妻に 「ごちゃごちゃし過ぎる」 と速攻で却下されてしまいました。
私的には結構良いと思っているんですけどね。。。
<アクセント>
階段ホールのどこか1面にはアクセントとしてタイルを貼りたいと考えていました。どこの面にするかは悩みましたが階段側の1Fから2Fまでを1面をタイルにしました。
通常だとエコカラット等を貼る事が多いと思いますが、外壁用のタイルを貼る事にしました。凹凸感があり、室内での変わった質感も得られ、良いアクセントになっているのではと思っています。
<ホール手摺>
ホールの手摺部分を腰壁で塞いでしまうと、スケール感が途切れてしまうので、ここはやはり、鉄骨階段の流れで、アイアンの手摺にしています。
<観葉植物>
このホールの観葉植物として、今はゲッキツを置いています。
(ゲッキツ)
この繊細な印象が好きで、前の家からずっと育て続けているのですが、今は140cm程にまで育ちました!
購入当時はこんなに小さかったのです。(20cmくらい)
(15年前のゲッキツ)
これにはかなり愛着が湧いています。
以上が 2Fホールで拘ったポイント となります。
玄関を入ってリビングに行くまでのストーリー。
2Fホールもそのストーリーの中で重要な空間でしたが、そこに立ったときに程良いスケール感/質感を感じ取れる空間に仕上げる事ができたと思っています。
このホールをもっとスッキリさせるために考えている事はありますが、それは対応できたら紹介したいと思います。
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