もともとあったしみが赤くなり隆起したものを扁平苔癬様角化症(へんぺいたいせんようかくかしょう)といいます。これはしみに対して免疫反応が生じたものと考えられています。

 

中高年に多く、やや赤みを帯びた褐色調の外観で、正常皮膚より軽度隆起しており、若干の痒みを伴う場合があります。

 

悪性の日光角化症などとの鑑別のため皮膚生検が必要になる場合がありますが、扁平苔癬様角化症は自然消退するため経過観察が可能です。