もったいないオバケ | 僕の緑の芝生

もったいないオバケ

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昨日、3個パッキンが届いた。

中身は全部賞味期限の切れたジャムとレギュラーコーヒー。

オッちゃんは小さな食料品の輸入商社に勤めている。

フランスのブランド物のジャム。

有機栽培のアプリコットやベリーで作られてる。


期限さえ切れてなければ高級スーパーや百貨店の店頭で威張ってる商品。

でも、切れてしまってるモンは納品出来ない。

廃棄処分されると聞いてオッちゃんは”そんなん、もったいない”と自分ちに送った。


「気にせえへん人にあげたらええやん♪」

その通り!でもな、結構度胸いるねんでそれ、訊くんて。


「あの、お宅は賞味期限て気にしはります?」

これは私に憑いてるもったいオバケが言わせる。

そしたら、このオバケにとり憑かれてる人って結構、多いねんな。

私らの背後で見えへんけど握手しとる気配がした。


今度、花見が有る。

持てるだけ持って行こかと思うてる。

こんなん、貰うとかんと損やで。

賞味期限切れてるけど、全然どうも無いし、美味しいねんで。

これって、ちょっとおばちゃんのことでもある?(笑)