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デザイナーズギルドへ

ホテルのあるパディントンからすぐ近くにロンドン中心に位置する「ハイドパーク」があります。

総面積は350エーカー (1.4 km²) でケンジントン・ガーデンズの275エーカー (1.1 km²) と合わせると625エーカー (2.5 km²)にもなり、ニューヨークのセントラル・パークと同様の巨大な都市型公園です。



朝で気持ちいいので、お散歩がてらこの巨大な公園を横切って目的地の「キングス・ロード」を目指しました。



ジョギングする人や、犬を連れてお散歩する人、馬専用の道もあります。
ちょっと距離はありましたが、見知らぬ街を眺めながら歩くのは楽しいものです。

そうこうする内に目的地のキングス・ロードの到着しました。

キングス・ロード (Kings Road) はロンドンのチェルシーを東西に走っている道路です。西はスローン・スクエアを起点としています。

チェルシー地区における本通りとして、ロンドンで最もファッショナブルな街路として知られています。

そして、私達の目指すインテリアショップもこの通りと平行して走る「フルハム・ロード」に点在しているのです。



生憎、デザイナーズギルドの全面の道路は工事中、そして建物事態も外装の工事中でした。



でも店内は大丈夫。 月曜日の午前中で空いていたのでゆっくりと見ることが出来ました。



デザイナーズギルドは「トリシア・ギルド」さんが、イギリスで1970年にスタートしたブランドです。

以来、そのあふれるような色使いと、大胆で伸びやかなパターン、フェミニンで上質な製品つくりで、それまでにないインテリアファブリックスメーカーとして圧倒的な人気を有しています。

そして、ここがそのフラッグシップストアなのです。



こちらは、メゾン・エ・オブジェの会場の様子。やはり圧倒的に女性に人気です。



インテリアファブリックスはこのように大きな生地で展示されています。

この位大きいとどんな大胆な大型でも解りやすいですよね。



こちらは椅子の張り地のコーナーです。

そいえばこの時、お客様からの依頼で生地を探していたのですが、その時に候補に挙がっていたのがこの生地。



クッションになって山積みされていました。

そして、日本に帰って、ご依頼頂いた椅子の張替が完了したときの写真が下の写真です。



座面・背面と側面・裏面を思い切って大胆に切り返してみました。

これはこれで、なかなか素敵ですよね!



デザイナーズギルドは、トリムやタッセルなどのアクセサリー類のコレクションも豊富です。



シルクや「ロイヤルコレクション」などの高級ゾーンのコーナーにはラルフローレンのコレクションもありました。

やはり、デザイナーズギルドは華やかでまるでアートを鑑賞しているようで、見ていて飽きないですよね。

当店でも数多くのサンプルブックをご用意して皆様のご来店をお待ちしております。

さて、次回はチェルシーハーバーにあるインテリアデザインセンターへ向かいます。



ロンドンへ


今回パリで泊っていたホテルの室内です。
すいません! 汚くて・・・(笑)
ちょうどパッキングの最中です!



ロンドンへ向う列車の時間まで余裕があったので、近くの「ボーヴォ・サンタントワーヌ市場」までお土産などを買いに行きました。



チーズ屋やハム・ソーセージ屋 美味そう!



私はチョレートやチーズを購入。
石井さんは何だかよく解らない?謎のチョーブ入りのペーストを購入・・・(笑)

色々なパテだそうです。グルメな石井さん。お土産もグルメだなぁ~!



北アフリカ系の人達のコミュニティーなのか、オリーブなどの食材もたくさん売られています。



市場のちょうど真中辺りの広場で蚤の市が催されていました。
こういう庶民の人々の暮らしに触れるのってとっても好きです!



買い物に時間を取られていたらロンドンに向うユーロスターの出発時間がせまっていました。慌ててGaredu Nord 駅に向いました。

そして、大失敗・・・。 列車で国境を越えることを甘く見ていました。

同じEU圏内とはいえそれは違う国。 出国審査に時間を取られ、私達は予約していた列車に乗り遅れてしまいました!

しかし、心優しいフランスの出国係りの人の計らいで、次の列車に無料で席を用意してもらうことができました。

フランス人は優しいなぁ~!(ありがとぉ) それに引換えイギリス入国時の係官の嫌な感じ・・・。 

まぁ~これは人によりますよねぇ。 でも後に人に話したら同じことを言ってました!



無事に列車に乗り込み、いざロンドンへ・・・。
ユーロスターの車両って新幹線みたいにきれいじゃないなぁ。



あっと言う間に2時間ほどでロンドンのKing's Cross 駅に到着です!
こちらは駅のホームにある銅像。こんなシーンがこの駅で繰り返されたのかなぁ?



そこから、通称「チューブ」と呼ばれる地下鉄にて移動。
しかし、その日は休日で工事があり、ほとんどの路線が運休状態・・・。

重い荷物をかかえながら、とんでもない遠回りを強いられることになったのでした!

やっとのことでホテルのあるPaddington駅に到着!
幸いなことに予約していたホテルは、駅からけっこう近くでした。

夕食は、せっかくだから美味しい物を・・・と、Bayswaterという繁華街まで歩いてみることに。 これが結構な距離でした。(笑)



この日の夕食は中華に決定!
疲れていると食べなれたものが恋しくなるものです。
イギリスに行ったら「中華」か「インド料理」って決めていたので。

さて、次回は本題。ロンドン市内のショップ、ショールームへ向かいます!

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川島織物セルコン『Sumiko Honda』新作発表会

川島織物セルコンの『Sumiko Honda』(スミコホンダ)コレクションの新作
発表会に行ってきました。



新作のテーマは「play the flowers」(花を奏でる)
日常に咲く花や植物をモチーフに、まるで音楽を奏でるように踊る様子が、デザイナーである本田純子さんの世界観によって表現されています。



今回発表されたアイテムの中で、代表的なデザインとなるのが、日常の喜びをブーケに託してデザインした「フィオリスタ」です。
縦糸に使用した超極細糸のオーガンジーが緻密な刺繍調の表現と、シルクライクで花束のような表情を華やかに表現しています。



デパートで先行発売されたディスプレイがそのまま表現されていました。
アクセントウォールとして新作の生地がファブエースという布団張りの壁装で表現され、川島織物セルコンの持つ商品バリエーションの持つコーディネートの幅を感じさせます。



また、レースのコレクション「コロナーレ」「セリアーレ」は共にドイツの工場で生産されています。新作はもとより、過去のシリーズとのコーディネート性も考えられており、組み合わせによるバリエーションはさらに広がりました。



今回の展示のなかで私が特に印象的だったのがこの「ピュトンⅡ」という生地です。
カラーの花のデザインで『Sumiko Honda』ブランドの代表的な柄ですが、今回組成を変更してポリエステル100%で再生されました。
この淡いピンクと透明感のあるイエローのミックスした春らしい華やかさ、そして繊細な糸とで織り上げられたジャガードが一際輝いて見えます。

mede in japan でこのクオリティとすばらいデザイン。日本の市場のみならず、世界に向けて発信していってもらいたいものです。

もちろん私達は、日本のお客様にこの素晴らしさをご紹介していこうと思います。

それにしても、デザイナーの本田純子さんのやさしく華やかな語り口調にいつも心を癒されます。


モリス商会 アーカイブコレクション 内覧会



モリス商会創設150周年 アーカイブコレクションの内覧会に行ってきました。



日本におきましても大変人気の高い「ウィリアム・モリス」は、1861年にWilliam Morris(1834-1896)が友人達と設立したモリス・マーシャル・フォークナー商会に始まり、2011年で創設150周年を迎えました。



この重要な記念の年を祝うべく発表されたのが、プリント、壁紙、織り、そして刺繍の4冊で構成される『モリス・アーカイブ・コレクション』です。

このコレクションでは、デザインスタジオのデザイナー達が、モリスのアーカイブに保存されたたくさんの資料を基に、愛されるデザインの数々に再び息を吹き込んでいます。
人気のデザイン『ウイローボウ』も繊細なジャガード織りとして取り入れられました。



その中でも今回の目玉は、モリス不朽の名作「いちご泥棒」がそのコレクションに加わったことです。オリジナルのハンドプリントの雰囲気を残した微妙な質感のコットン100%のファブリックとして再生産されました。



モリスの壁紙のデザインは、彼の作品の中でもよく知られたものであり、生涯46の壁紙を単独でデザインしました。今回人気の『フルーツ』にはメタリックな配色など従来からのデザインに現代的なカラーを取り入れコーディネートに幅を持たせるコレクションも加わりました。



150周年を記念して今年は様々にイベントが行われそうです。
その一環としてショップディスプレイが開催され当店でも参加させていただくことにしました。

ご来店いただけるお客様にウィリアム・モリスの素晴らしさを是非ご紹介していけたらと思います。


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内覧会の後、懇親会にも参加させてもらいました。

多くの方が参加されるのかと思って気軽に伺いましたが、こられていたのは私達も含め3社程・・・。

マナトレーディングの斉藤社長やプリンセスハウスの細見社長と同席し、とても美味しい中華をいただきながら本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。

斉藤社長は、販売する側の私達がディストリビューターに求めるものはどんな事ですか?などと熱心に質問され、日本人に愛されるウィリアム・モリスを是非お客様にご紹介したいという熱意がとても伺われました。

業界で活躍される方々と色々な話をさせていただき、とても充実した時間でした。

【PARIS DECO...OFF】 その5



Houles(ウレス)のショールームはメインの会場とは離れてたバスティ-ユ地区にありました。
私たちが泊っていたホテルの近くです。
以前のショールームは火事になって一昨年に移転したので、新たにオープンされたショールームはとても綺麗になっていました。



Houlesは1928年にFelix Houles氏によって創立されました。

80年以上の歴史を持つフランス、パリの老舗タッセルメーカーです。

2代目まではクラッシックでゴージャスなデザインがほとんどでしたが3代目に受け継がれてからは、日本の伝統美に影響されたオリエンタルなコレクションを発信しています。

タッセルのモデル名にもNaomiやGeishaなど日本名が使われています。



実は、今回のウレス訪問には重大なミッションが託されていました・・・。

なんて大げさな・・・。 商談中のお客様のメインのカーテンに合わせたタッセルを2物件分仕入してくることになっていたのです。



偶然にも、日本でのウレス社のエージェンとを務めるジャン・マルク ドゥペールさんと遭遇。商談もスムーズに進みました。

その他に、店に展示する分や可愛らしいキータッセルを仕入れして、後日、日本に送ってもらう手続きをして、ショールームを後にしました。

さて、この夜は、パリ在住のマオさんと食事をする約束になっていました。

昨年も色々とパリを案内してもらったお礼にちょっと素敵なレストランを予約したのでした。



エッフェル塔のすぐ脇に「ケ・ブランリー美術館」はあります。アフリカ、アジア、オセアニアの原始美術中心とした美術品、彫刻品装飾品などが展示され、2006年のオープン以来話題を集めている美術館です。

ジャン・ヌーヴェルの設計で、池や小さな丘のある庭に囲まれ、夜は幻想的にライトアップされています。

その最上階にあるモダンなレストランが「レ・ゾンブル」です。全面ガラス張りでエッフェル塔を目の前に望むことができるのです。



肉料理ばかりで、魚料理に飢えていたので、皆迷わずメインは魚料理をオーダーしました。

テーブルに付いてくれたギャルソンが、どうもサルコジ大統領に似ていてなぜか緊張します。(笑)

美術館の建物と同じく、ジャン・ヌーヴェルが設計した店内では、天井のガラスに走る何本もの鉄筋が織り成す陰(レ・ゾンブル)が床に美しい模様を描き出します。



何と言っても、全面ガラス張りの目の前にそびえるエッフェル塔があまりにも大きくて夢かと思うほどです。

しかも、1時間おきにフラッシュライトが点滅するのです。



マオさんは相棒の石井さんのお知り合いの建築家のお嬢さんで、現在パリで大学に通いながら国連で働いているというスーパーレディです。

美味しい料理と楽しい話しで3人で大変盛り上がり、素敵なディナーでした。



エッフェル塔って下から見上げるととこんな感じです・・・(笑)

さて、翌日はロンドンへ向かいます・・・。