なんか作っていい?

て 言った

なんか作ったげようか?

とは言わなかった

それで パパパっとヤキメシとスープを僕の前に置いた

君は?

あたしはお腹すいてない

と 本を見ていた

ヤキメシもスープも無茶苦茶うまかったから
君が見た目によらずゴハンできるのも嬉しかったけど

僕の為に

なんか作ってあげようか?

じゃなくて

なんか作っていい?

と 言った君を

僕は誰よりも大切にしようと思った