こんなご時世の中の私の患者さんたち | あっこちゃんの「あ〜人生はすべてぬちぐすい」ブログ

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セラピスト細川明子の日々いろいろ人生いろいろ。
日々いろいろ人生いろいろあるけれど、ぜんぶが命の薬(ぬちぐすい)なんだよね。

「こんなご時世」と
あちこちで聞きます。

 

 

 

コロナウイルスの情報があふれ
たくさんの人たちが
穏やかでいられない状況が続いています。

 

 

 

 

 

そんな状況なので
それよりも前から
不安定で傷つきやすい心理状態の
私の患者さんたちのことが
とても気になっていました。

 

 

 

 

 

 

さらに不安定になっているのではないか
もっと苦しくなっているのではないだろうか
と、とても心配になりました。

 

 

 

 

 

が、しかし
この数週間
彼ら彼女たちに寄り添ってきたのですが
誰もコロナウイルスのことを話さないのです。

 

 

 


 

彼ら彼女たちにしてみたら
もしかしてかかるかもしれないけど
かからないかもしれない脅威よりも
今までずっと抱えてきた自分の心の中の脅威の方が
ずっと強い!

 

 


 
 

それは皆さんさまざまです。

 

 

 

長年の親との葛藤
伴侶や子供との関係の悩み
思うように病気の治療が進まない
過去の出来事が忘れられない
職場での人間関係がうまくいかない
この仕事を続けていっていいだろうか
自分はこの社会の中で生きていけるのだろうか
自分はこの世にいてもいいのだろうか
いっそ死んだ方がいいのではないだろうか
 
 

 

 

 

 

このご時世になる以前と
なんら変わらない話をされるのです。

 

 

 

 

これは
震災の時も同じでした。
ここは被災地でないから
遠くの被害よりも
自分の心の中の被害の方が強い。

 

 

 

 

 
もうお見事としか言いようがありません。
 
 

 

 

もちろん
本人は苦しい。

 

 

とても苦しい。

 

 

ずっと苦しい。

 

 

その苦しさは
最近出てきた病気の脅威よりも
もっともっと強いのです。

  
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のところに相談に来る方たちの多くが
自分自身の抱えているものに
長い時間をかけて取り組んでいます。

 

 

 

そんな長い時間かけて取り組んでいる人たちの
ほとんどが
だんだん自分の問題を
笑えるようになってきます。

 

 

 

「またやってしまいました(笑)」
「まだまだ無理です(笑)」
「また悪い癖が出てしまいました(笑)」
 
 

 


 

すごいなあと
いつも思います。

 
 

 

 

 

 


尊敬する人は誰ですか?
と聞かれたらいつも
「私の患者さんたちです」
と答えます。

 

 

 

 

 
自分の苦しみに向かい合い
長い時間をかけても
変わっていこうとするその姿勢に
いつも感動しています。
 
 
 

 

 

 

 

 

みんな
ものすごい力を持っていると思うのです。

 

 

ただ今は
その力に気がついていないか
その力をどこに向けていいかわからないか
その力をどう発揮していいのかわからないだけだと
思うのです。

 

 

 

これまでの苦しみを抱える力を
自分を幸せにしたり
他の何か明るい方に向かうものに
転換したら
きっと素晴らしいことになると思うのです。
 

 

 


 
 

 
前世療法も
インナーチャイルドワークも
いわゆるトラウマワークです。

 

 

心にずっと抱えてきた
これまでどうしていいのかわからないものに
向かい合っていくことをします。

 

 

それをすることで
みなさん
抱えてきたエネルギーや
それに向かい合うエネルギーや
それを受け止めるエネルギーを
自分の力に転換していきます。

 

 

 

その力は
その人がこれからの人生を
自分らしく
自由に生きていく力になっていきます。

そんな風に
みんな変わっていける可能性を持っています。
 
 

 

 

 


 

そして
私もまた
自分自身に向き合っていこうと思うのです。

 
 

 

 


 
コロナウイルスの影響を
受けない私の患者さんのことを
「安定した不安定」と呼んでいます。

 
そのエネルギーを
いつか自分が自分を生きていく力に転換する日が
必ず来ると信じています。

 

 

 

 

 

 

 

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