得点と失点、どちらが大切? | WILL塾長のブログ

得点と失点、どちらが大切?

<問題>多くの勉強時間が必要なのはどちらでしょうかはてなマーク

1 40点から60点にアップする

2 60点から80点にアップする


<得点から考える①>

12も20点アップさせることには変わらない

・・・12は、同じ勉強時間でよい。


<得点から考える②>

1は得点を1.5倍(2分の3)、2は得点を約1.3倍(3分の4)にする

・・・2よりも1の方が、たくさん勉強しなければならない。


<失点から考える>

1は失点を60点から40点に減らす→失点を約0.66倍(3分の2)にする

 →必要な勉強時間は今までの1.5倍(2分の3)

2は失点を40点から20点に減らす→失点を0.5倍(2分の1)にする

 →必要な勉強時間は今までの2倍(1分の2)

・・・1よりも2の方が、たくさん勉強しなければならない。


得点と失点、どちらに着眼点を置くかによって、結論が違ったものになってきます。ではどの考え方が正しいのでしょうかはてなマーク


学生時代の受験勉強や塾講師としての仕事の経験上、<失点から考える>方が正しく、正解は2・・・60点から80点にする方がたくさん勉強する必要があります


<失点から考える>ということは勉強時間だけでなく、勉強方法を考える上でも有効です。


(勉強方法の例)

・ 間違えた問題を徹底的に復習する→失点の減少につながる


・ 捨ててもいい問題をつくり、勉強やテストでは後回しにする

 →意識する失点を減らすことで、勉強のムダを省く

(ただし80点を目指す人なら、10点分の捨て問題をつくるという具合に、失点の2分の1以下にして下さい)


・ 正解した問題でも解答時間のかかりすぎる問題に注意する

 →制限時間を課して、再度解き、スピードアップに努める

 →ケアレスや時間配分のミスによる失点を防止する


・・・普段よりも堅苦しい話になってしまい、申し訳ありません。

テスト勉強、模擬試験対策に励む中学生、高校生の皆さん、および父兄の方々に、お役立て頂ければ、幸いです。


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