アパートの入居者に対する根回しが終わりました。
みなさん、本当に優しい方々でありがたいですね。

「ほら、みなさんから一筆もらってきましたよ!」
と、地主の処へ行きたいところですが…

慌ててはいけません。
「そんなもの、何回もってきても同じだよ」
と首を横に振られたら、今度こそ手詰まりです。

こういう場合、NOと言われた後のリアクションが大事です。
「またかよ!」と地団太を踏むくらいしか出来ないようなら、ぐっとガマン。



そこで、矛先を変えてみます。
例の不動産屋にアプローチしてみます。

「みなさん、こういう感じで非常に協力的なんですけど」
「なんとか私と地主さんの仲を取り持って頂けませんか?」

内容はもっと丁寧でしたけど、そのなかに、ちょっと物騒な単語を忍ばせます。
「どうしたら失礼じゃないか、顧問弁護士にもアドバイスをもらいながら…」

と、ここで、ようやくブログのタイトルにもなっている

「民法209条 隣地使用権」

を匂わせてみました。

隣地使用権なんてあるんですねー。
ネットであれこれ調べていたら出てきたのですが。
不動産屋もプロですから、当然、これくらいのことは知っているでしょう。
知りたかったのは、慇懃な感じとも取れる文面のなかに散りばめられた言葉に、どんな反応をするのか。

やや置いてから、不動産屋からは「あんたもしつこいね。もうメールも電話も手紙も送ってくるんじゃねえよ!」という内容のお返事が。

ここまで乱暴じゃないですけどね、書いていることは、たくさんのお客さんを持つ企業の社長とは思えない文面でした。

あなたのお部屋もみつかりMA…の代理店もやってる、ちゃんとした会社ですよ、見た目は(笑)。


それに、地場で経営している不動産屋って地域に根付いた、いわば街づくりの根幹を担う産業でしょう?
公共性を持っていると言っても良い会社が、こんな内容の返事を送るのか、と驚きました。

しかも、社長自らが、ですからね…


自分が不動産屋なら、ですよ。
「地主さん、あの人もここまで頭を下げているし、しかも隣地使用権のことも知っている。ここは、ひとつ駐車場の使用料でも取ったうえで、恩を売った方が何かといいんじゃないですかね?金額交渉はうちに任せて下さい、せいぜいたっぷり取ってやりましょうよ」
とでも言えば、誰も傷つかない。

うちは、使用料払うことになりますけど(苦笑)。

そのやり取りの上で、さらに地主に交渉を試みるも

「すべては不動産屋にまかせているから、そっちを通してちょうだい」と完全にシャットアウト。

まあ、御二方は「あいつがお願いに来ても、こういう感じで追い返しましょう」と歩調を合わせているのでしょうけど。

地主、不動産屋の双方から面談すら拒否され、いったいどうする?