ひろくんへ
ちょうど今日、離婚して2周年がたちますね。
私には、あのときから、地獄のような日々でした。
あなたは、どのように生きてきましたか。
離婚してしばらくは、私はあなたに対する憎しみしか
ありませんでした。
そんな私でしたが、くろさんと一人の方が
私を支えてくれました。
あなたは、誰かに助けられ、支えられ、ときに救われて
生きていましたか。
くろさんが死んでしまって、本当に一人ぼっちになった時
私は、完全に生きる意味を失いました。
あなたはずっと私のことを 騙して 利用してきたのですか?
私のことは愛していなかったのですか?
私は全力で あなたのことを 大切にしてきました。
なにもかも 犠牲にして。
あなたに 人を愛することは できないのでしょう。
その気持ち 揺らいだり 揺らがなかったり・・・
それとも 私に愛が足りなかったのでしょうか。
ここ1っか月 そんなふうにも 思います。
私がもっと あなたのこと 愛して 信じて 待っていてあげることができていたら
私の人生もまた 今とは 変わっていたのかもしれない。
何が正しく、 そして 正しかったか
その答えは 私にはでません。
後悔しているわけではないですが、
自分自身を責める気持ちが出てきたのは 本当です。
さみしさ故でしょうね。
あなたと一緒にいた時のこと
楽しかったことが たくさんあったであろうことを
最近よく 考えます。
「私が笑ってくれるのが嬉しい、だから馬鹿なことも一生懸命する!」
そのようなことを言っていたことも 思い出します。
初めのころは あなたのことが 憎くて 悔しくて 苦しくて
なんども 泣いては 「どうしても許せない」
「私から 何もかも 奪っていった」
そう思っては 精神的な発作をよく おこしていました。
ある日 電車の中で こんな言葉が 空から降ってきました。

もう彼を許そう…
人を憎みながら生きる苦しさを知り
私には それが もう 耐えられなかったからです。
ですが 人を許すとはどういうことか
それが 最初は まったく わかりませんでした・・・
2年が過ぎた今の私は こう思います。
人を許すとは 人に感謝することだと。
私を好きになってくれて 結婚してくれて
一緒に住んでくれて いつも側にいてくれて
みんなで 私の転勤についてきてくれて
働かなくてもいい
借金してもいい
ギャンブルをしてもいい
ときに 嘘をついてもいい
犯罪をおかしてもいい
それでも 私を頼ってくれた ひろくん
私はあなたを 見捨ててしまった。
あなたがくれた幸せな気持ちを 私は自分で捨ててしまった。
私はあなたを 本当に 心底 信用していました。
自分自身以上に。
それが 私は 何かが わかったつもりでいて
だから 裏切られたと 感じてしまった。
私が わかった 理解していると 勝手に思っていたこと
それが 単なる エゴイズムであったと いまでは そんなふうにも
思います。
こっちゃんとくろさん
うさぎはさみしいと 死んでしまうなんて きいたことあるけれど
あいつらは そんな キャラじゃ なかったよね。
こっちゃんが死んでしまったのは あなたのせいだと
私は こころの中のどこかで まだ そう思っている
でも それは それで。
それは 真実は 彼のみぞ知る それを私は裁いてしまった。
くろさんは 自分の死期を 自分で解し
自分の死に場所に 走って 直進した その姿は
いまでも 私は 忘れられません。
5年間も一緒にいてくれた くろさんだから。
悪さもいっぱい してたけど
そんなの 可愛いもので
2羽とも 私たちのこどものような 存在だったよね。
親が 子供を殺す
子供が 病死する
よくあることじゃないかと みんながいなくなった今
私には 受け入れられる。
こころのケアができていない 自分自身の方が
私には 受け入れられない。
そして、あなたに 会いたいと 私は そう思う。
会ったところで、話をしたところで
そんなことしなければよかったと 思うことは
想定済み。
それでも 私は あなたを 思い出す。
決して 悪い思い出ではなく
楽しかった思い出。
そんなこと言ってはいても 本心 私は あなたのことは
許していないと思う。
それでも それでも 思う ありがとう。
そう言えるまでに 私は この2年間 一人の人に 助けられてきた。
どんな暴言を吐かれようとも ともにいることの 尊さ。
人として成長させてくれてもらっている ありがたさ。
そんなことに 私は 気がついた。
誰といようと 誰を助けようと 助けられようと
人は ひとりなのだと。
孤独ほど 人を変えてしまうものは無いのだと 知った。
優しさも忘れ、信じる心も忘れ、なにごとにおいても ありがたさを忘れ
罵るこころしか 残さない。
他人のことを考えないように 自分自身のことすら 考えられない。
つまるところ、
生きてはゆけない。
人生 どん底にまで落ちた私には もう立ち上がる そのやり方すら
わからない。
でも それは 誰のせいでもない。
私が 私で 乗り越えなければ・・・
そこに 気づいたことも あなたへの 感謝の思いにつながる。
自分の人生がこれからどうなるか
私には まったくわからないし どうでもいい。
ただ 続いていく限りは 本当に何ももたない私だが
感謝の気持ちは 持ち続けないといけない。
そう思った。
人として そうあるべきだと思った。
そして いつかきっと 本当に あなたに会いたいと
そう思える日が来ることを 私は 待つべきだ。
ありがとう と言える日を。
ひろくん、いろんなこと ありがとう。
こっちゃんも くろさんも ありがとう。
そう思える限り 私は 生きている。