大阪湾、淀川河口付近に流れ着いているマッコウクジラの”淀ちゃん”。

なんとか体調を取り戻して、外洋へと帰って行ってほしいものです。

 

そんなマッコウクジラの腸の結石として生成されるものが、アンバーグリス(龍涎香/りゅうぜんこう)です。

 

自然療法のホメオパシーのレメディの原料の一つであり、生薬にもなっていたり、また貴重な香料の原料(グッチやディオール、ブルガリの高級ブランドの香水の一部)にもなっています。

 

マッコウクジラの主食であるイカのくちばしなどの消化できないものを、腸内で包んで結石にしているようなのです。ですので、良い匂いの龍涎香にするには日光や塩水にさらされるなが-い時間が必要になります。腸から取り出されてすぐの物は、あまりいい匂いではないらしいです。嗅いだことないですが……。

 

古代では金よりも価値の高いものとして、王様への献上品になっていたりしたようです。

 

 

そんなアンバーグリスですが、レメディとして作用すると、なかなか特徴的な作用になります。

 

感受性がとても高くて、疲れ果ててしまっています。音楽や他人の存在が気になり、緊張状態になります。たとえ親しい友人同士でも、旅行など一緒に行くことはできません。気になるのでトイレに行くこともできなくなります。

 

神経が高ぶってしまうので、だんだん眠れなくなります。めまいや身体の一部にぴくぴくする痙攣が起こることがあります。

 

 

 

ちなみに、生薬としての効能は中枢神経興奮作用と逆の抑制作用、他に血圧降下作用と強心作用になります。神経系と心臓循環作用に特化してるようです。貴重な生薬なので、配合されている漢方薬はほとんどないです。

 

 

生薬の効能からも、レメディの反応からも、神経過敏で恥ずかしがりやな方にあいます。

 

こんなことが当てはまりましたら、ぜひ、ホメオパシー相談会をご利用ください。日常生活が過ごしやすくなりますよ。