インフレの抑え方
〜供給超過型インフレの場合〜
ウクライナ侵攻から4ヶ月になります。
前年から値上げは徐々に行われて来ましたが、ウクライナ侵攻で一気に表面化しました。
しかし、値上げは報じられるものの、『物価高対策』はあまり報じられず、人々も関心を持ってるようには見えません。
実は、物価が上がるインフレは2種類あり、対策も全然違います。
その間違えた手段をやった場合、デフレはより酷くなり、賃金も更に低くなるという、『最悪の事態』に突っ込む事になります。
そして現状は、そんな状況に極めて近く、やばい状態にあるのです。
それでは、どういう事か、見て行きましょう。
2種類ある、インフレ
インフレには、2種類あります。
いわゆる、「良いインフレ」と「悪いインフレ」というやつです。
良いインフレとは、需要牽引型のインフレです。
国内の需要が市場を引っ張り、それに連れて、賃金が上がり、供給力が上がるという、国内経済で良い循環がループする理想の経済の形です。
悪いインフレとは、供給超過型のインフレです。
国外の要因で、貿易が正常に出来なくなったり、国際的な問題で一時的に値段が跳ね上がるなどの事や、そういう状態を指します。
主に、国外の要因が国内に伝播して国内が混乱する状態を指します。
今のインフレは、こちらですね。
今回のインフレの恐い所は、『日本はデフレである』という所です。
普通に経済成長していたら、この程度、対した事は無かったでしょう。
日本はデフレであるが故に、受けなくてもいいダメージを受けているのです。
生産者保護は、正しい政策か?
間違ってますね。
何故、国内生産者が選ばれなくなったかと言えば、値段が高いからです。
幾ら補助金を注ぎ込んだところで、彼ら農家の収入は上がりませんし、農家にとって厳しい状況は変わりません。(所得補償するなら別)
そもそも今は、金さえあれば幾らでも買えるのです。
富裕層にとっては、こんなのはインフレでも何でもないでしょう。
この状況を変えるには、消費者にお金を配って、無理矢理購買力を付けさせるしかありません。
いわゆる、一律給付金ですね。
企業にお金を注ぎ込む政策は、正しいか?
自民党岸田政権が大好きな、この政策。
いわゆる商社や食品企業にお金をばら撒くのは、当然悪手です。
それに、政府自身が価格統制令を出すようなものですから、絶対にやってはいけない事です。
政府が国民みんなに食品などの現物支給をするのは、正しいか?
間違ってますね。
そもそも、そんなに経済状況が酷い状況では無いですし、そんなに酷いならみんなもっと政治に関心持つはずですしね。
個々の状況では悪い人はいるでしょうが、そういう人は生活保護を受けなさいとしか言えません。
それに、そんな事をすると、『政府が食品を買い漁っているらしい』という噂が流れただけで、一斉に食料品の値段が上がります。
そして、政府に殆どの食料品を提供したスーパーなどは空きスペースに高級な食品を並べる事になります。
つまり、安さを求めて政府に縋り付く事で、逆に、食料品の価格を上げてしまうのです。
これは、最悪ですね。
正しい最善の手とは
円高にしつつ、円を配る事。
これに尽きますね。
今は円の価値自体が下がっているので、なかなか上げるのは難しいでしょう。
第一次所得収支など、海外から日本にお金を流した時に税金をかけるなどして、工場の海外展開を辞めさせ、出来るだけ国内に誘致させる方向へ持って来る事。(世界的には、掛ける方が当たり前。)
それこそが、日本が夢と希望に溢れていた高度成長期です。
仕事自体を増やして配る。
これだけで、堰き止められていた円は開放されます。
そして、円の価値は再び上がります。
1$70円を目指す事も、難しくはないでしょう。
そして、円を配る事は簡単です。
かつて一度、やった事ですから。
円はこの先、どうするべきか?
円はこの先ずっと、上げて行くべきですね。
円高は、国力を上げる事であり、上げた結果である。
円高で得をするのは国民。
円高のメリットは、輸入品を安く買える事、海外に安く行ける事。
円安は、国力を下げる事であり、下げた結果である。
円安で得をするのは、企業。
円安のメリットは、国内製造の輸出品を安く輸出出来る事。(今現在は、海外展開しているので、メリットは無いに等しい)
さて、貴方はどちらを選びますか?