さて、2回目です。

昨日は、1回目で、立憲民主党は「負の所得税」を掲げた。

というものでしたが、完全に負の所得税を真似したものではなかったため、不完全な結果に終わりました。


今日は、「ベーシックサービス」です。

負の所得税とベーシックサービス、2つ揃えてやれば、確かに怖い物はないでしょう。

しかし、負の所得税は、脱落しました。

何がダメだったか、というと、所得税の及ぶ範囲外の人に、給付しませんとやっちゃったところですね。

これで、負の所得税のメリットは消え失せました。

そして今回は、ベーシックサービスとのガチンコ勝負が待っています。


では、行きましょう。


ベーシックサービスとは?


 


立憲民主党の論じる、「ベーシックサービス」とは、こういうものです。


一見すると、良い事ばかりが書いているように見えます。

しかし、それこそが罠なのです。


真っ向対決! ベーシックインカム vs ベーシックサービス


まずは、景気を良くする為の財源です。

どこから持ち出すのか?


ベーシックインカムは、勿論、ベーシックインカム本体から出します。


それに対して、ベーシックサービスはお年寄り、つまりは高齢者の資産や貯蓄から出すように求めています。

つまりは、個人のお金です。

お金が増える要素は何1つありません。

これも、要するに、緊縮財政の一環です。

お金は増えないのが、ベーシックサービス。

お金は一気に大量に増えるのが、ベーシックインカムです。


「弱者達」「弱い人々」の救済範囲は、どこにおくのか?


これは、ベーシックインカムとしては、1人1人に各個人に配布される資金で出来る限り防ぐ努力をしてほしいし、我々としても出来る限り、そういう人々を救っていく。


それに対して、ベーシックサービスでは、(今まで差別されて来たなどの差別はどうしようもないが)、これからは差別を作らないように努力していく事が必要だ、としています。


つまり、この事について、ベーシックサービス側は、一切お金は出しません。

お金は出来るだけ使いません、と言っているのも同じ事です。

お金は出せるけど、渡さない。

こんな政治・こんな政府は要りません。


未来を築く? 医療サービス


ベーシックインカム側は、未来を築く産業など気前の良い事を言える状況には無いと思います。

しかし、緊急にやらないといけない事は、いくつかあります。

とりあえず、やらないといけない事は、エネルギー資源の国産化。

SDGSにもあてはまりますし、温暖化阻止にもなるし、それこそ一石三鳥の美味しい政策です。


一方、ベーシックサービスの側は、介護、医療、保育、教育、障がい者福祉などの「ケアサービス(対人サービス)」は、労働集約的であるため雇用創出効果も高く、乗数効果も高いとして、ケアサービスを高く掲げました。


しかし、これは第二次ベビーブームが終わったら、「用済み」として切り捨てられる上に、今は介護は全産業の中で最も給料が低い産業である。


保育・教育・障害者福祉の分野も決して高いとは言えないきつい職場です。

こんなのが我が国の未来を築くなんて、日本にまともな未来は無いのでしょうか。


立憲民主党、貴方には失望しました。


まとめ


ベーシックサービスとは、ベーシックインカムを、より社会保険よりにしたものです。

そして、その代わりに現金給付と言う大事な使命を忘れてしまったものです。

これは、ただ1つ、現在障害者を抱えている家では、無料になるので助かりますが、それ以外では、明らかに失策です。


ただ私は、社会保険とか医療サービス無料?教育費無料?それでいいじゃん、それで行こうぜ!となるのを止めたかったのです。