さて、今日の話題は、〘ビルトインスタビライザー〙です。
これは、知ってる人は知っているという制度ですね。
竹中平蔵に徹底的に破壊された為、現在は「ビルトインスタビライザー?何それ?」と言われるくらいの知名度に堕ちてしまいましたが、かつての日本には、累進課税を利用して、国民を不景気から守ろうというバリアがあったのです。
まずは、累進課税がどのように人々を守って来たのか、見ていきましょう。
累進課税とは、所得税(他にもある)ならば、今貰っている所得に応じて何%というのが決まっていて、年収が高い人ほど、それが高くなっていきます。
最高で80%とも90ばとも言われており、相続税の高さと相まって、「どんなに金持ちになっても、3代も経てば、金持ちなんてみないなくなるさ。」と謳われるほど、高かったのです。
この高さは、つまり当時の日本は、「お金持ちを作らない」事を国の意思として、決めていたのでしょう。
この高さこそが、バリアとして、日本人を守って来ました。
好景気の時は、みんなが増税に苦しみ、不景気の時には、全員一律に減税される事でみんなが助かる、というような仕組みがあったのです。
しかし、それは不味い、とその高さを次々に下げていったのが、竹中平蔵です。
彼は、巧妙でした。
ビルトインスタビライザーという、柱は残し、実際にはもう効果なんて無いくらいまで落としてしまったのですから。
このバリアは、余りにも優秀すぎた為、徹底的に破壊されました。
しかも竹中は、❝消費税❞という税を残して去った為、「逆進制」の高い制度の本領が、ここから発揮されてくるのです。
多分、竹中は自分が引退する時、こう思っていたでしょう。
「俺の仕事はここまでだ。後はあいつに任せるさ。頑張れよ、消費税」。
ここからは、「消費税」の話になりますが、それは後の話。
とりあえず、今日はこれまで。