自公勝利、改選過半数 改憲勢力3分の2維持―立民後退、維新伸長【22参院選】

第26回参院選は10日、投開票された。選挙期間中に起きた安倍晋三元首相銃撃死亡事件の衝撃が残る中、自民、公明両党は改選124議席の過半数(63)を確保し、現有議席も超えた。岸田文雄首相(自民党総裁)は昨年10月の衆院選に続いて大型国政選挙で勝利し、政権基盤を固めた。立憲民主党は改選23議席を割り込むのが確実だ。日本維新の会は改選6議席から伸ばした。
自公両党と憲法改正に前向きな維新と国民民主党で計85議席を確保し、改憲発議の条件となる3分の2(166議席)を維持した。

首相はテレビ番組で、安倍氏銃撃事件を受け「民主主義を守るためにも努力を続ける」と表明。その上で選挙結果に関し「自民、与党にありがたい票が示されている。大きな責任を感じて政治を進めたい」と述べた。
憲法改正に関しては「発議できる案をまとめる努力に集中していきたい」と意欲を示した。

自民党は32ある改選数1の「1人区」で28議席を確保するなど堅調な戦いぶりを見せた。公明党は候補を擁立した7選挙区で勝利した。
今回の選挙戦では野党候補の乱立が目立ち、立民は選挙区で改選16議席を下回った。同党の泉健太代表は記者会見で「政権を任せられるだけの勢力になり得なかった。野党の力不足だ」と語った。

共産、国民両党も改選議席を割り込む可能性が大きい。一方、維新は大阪で2議席を確保。比例代表にも勢いがあり、議席倍増が視野に入っている。